2026年4月30日 9時00分有料記事竹石涼子 小林製薬の紅麴(べにこうじ)サプリメントによる健康被害を同社が公表してから2年が過ぎた。補償交渉が続いており、いまも不調に悩む人は少なくない。補償の主な対象とされる腎関連疾患以外の深刻な体調異変に苦しむ人もいる。問題発覚後、会見する小林製薬の幹部ら=2024年3月29日、大阪市北区、西岡臣撮影続く補償交渉、200人が治療継続・協議中 小林製薬のウェブサイトによると、3月末時点で900人から被害補償の申請を受け付け、510人が補償対象となり、これまでに310人に対して慰謝料などの支払いが完了した。200人が治療を続けているか、または補償内容を協議中だという。 同社は、診断書や検査データなどを提出してもらったうえで相応の関連性があると判断すれば他の症状も「広く補償対象にしている」という立場をとるが、補償対象の内訳として公表されているのは「腎関連疾患」のみ。基準も非公表。「腎関連疾患のみ」でない事例は「詳細については回答を差し控える」とする。 国主導の調査で、紅麴サプリに混入した青カビ由来のプベルル酸が腎障害を引き起こすことが確認され、同社は原因究明に「全面協力」したとするが、「腎関連疾患のみ」として開示している数が、「腎疾患とそれに伴う各症状を含むもの」であること以外の詳細も明らかにしていない。 小林製薬の公表データによると、受診者数(のべ数)の3割以上が、「腎関連疾患のみ」以外の症状を訴えている。 紅麴サプリをのんだ人で、医療機関を受診した事例は、4月26日時点で3402件。うち、「腎関連疾患のみ」が2240件。「それ以外」が1162件ある。 通院(検査入院含む)でみると、2788件中「それ以外」は901件、入院は614件中261件だった。記事の後半では、紅麴サプリをのんでから、腎臓だけでなく心臓にも不調が起き、いまも苦しんでいる女性のお話を紹介します。 プベルル酸が腎臓に障害を引…この記事を書いた人竹石涼子くらし科学医療部|書評委員専門・関心分野いのち、科学、食関連トピック・ジャンルこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ4月30日 (木)「出光丸」初のホルムズ通過4月のクマ目撃、秋田で急増チャイルドシートどうする?4月29日 (水)日銀が利上げ見送りりくりゅうが引退会見「まんじゅうや」は無効票4月28日 (火)NPT再検討会議 はじまる後発地震注意情報は終了バスや水道に中東情勢の影4月27日 (月)トランプ氏出席の会で銃声史上最悪の原発事故 40年に日本の四季 進む「二季化」トップニューストップページへFRBが3会合連続で金利据え置き イラン情勢の影響を引き続き注視5:30プーチン氏とトランプ氏が電話協議 イラン核開発問題について議論4:56被害の女性検事が辞表提出へ 元検事正からの性的暴行訴え7:00民家延焼はなぜ防げたのか 焼損はなぜ広がったのか 岩手の山林火災8:00帚木蓬生さん小説が販売中止 実在人物が作中で死亡「抗議あった」19:10佐藤さんはなぜ最も多い名字なのか お殿様に遠慮した?日本人らしさ7:00