毎日新聞 2025/11/3 10:30(最終更新 11/3 10:30) 872文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷周辺のクマの目撃情報を受け、春日山遊歩道の入り口に設置された啓発看板=奈良市の奈良公園で2025年9月1日午後0時58分、山口起儀撮影 各地で紅葉シーズンを迎えた。登山客も多くなる時期だが、深刻化するクマ被害が秋の山々に暗い影を落としている。 相次ぐクマの出没で、登山者の約8割が不安を感じ、約半数は計画の中止・延期や行き先変更といった影響を受けている――。Advertisement 気象情報会社の日本気象(大阪市)が登山者に実施したアンケート調査で、こんな実態が明らかになった。対策「強化した」は4割観光道路「八幡平アスピーテライン」沿いで見ごろを迎えた紅葉=秋田県鹿角市で2025年10月15日午後0時52分、渡部直樹撮影 調査は、登山者に使われている日本気象の天気情報サイト「てんきとくらす」で9月24日~10月14日に実施。回答した3594人の6割は、月に1回以上登山する人だった。 クマの出没増により回答者の19・2%は「非常に不安を感じ、登山をためらうようになった」と答えた。「少し不安を感じ、より慎重に行動するようになった」(57・8%)と合わせると、回答者の77%が不安を感じていた。 実際に登山計画への影響があったと答えたのは52・8%で、半数超に及んだ。 具体的には「行く予定だった山を変更した」(61・6%)が最も多く、「計画を中止・延期した」は29・1%だった。「単独での登山を避けグループ登山に変更した」も25・2%に上った。 登山時のクマ対策を「強化した」のは38%。具体策として最も多かったのが「クマ鈴やラジオを携行」(76・2%)。次いで「入山前に最新の出没情報を確認」(68・8%)、「クマ撃退スプレーを新たに購入し携行」(57・4%)と続いた。「まずは出没状況の把握を」構内や周辺でクマの目撃情報が相次ぐ秋田大は留学生にも英語で注意喚起している=秋田市で2025年10月28日午前、高橋宗男撮影 環境省によると、4~10月のクマによる死者数は過去最多の12人。死者を含む人身被害も108人(4~9月)となり、過去最多だった2023年度と同水準となっている。 環境省は、この時期の登山について「まずは行こうと計画している山でのクマの出没状況を自治体のホームページなどで確認し、多ければ山を変更するなど対応を検討してほしい」と呼びかけている。 そのうえで入山する際の注意点として▽鈴やラジオなど音が鳴るものを携帯▽クマ撃退スプレーの携行▽推奨ルートから外れない▽単独での入山を避ける――を挙げている。【岡田英】あわせて読みたいAdvertisementこの記事の筆者すべて見る現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>