国内初 京大院生、カニヤドリムシ科の新属新種を発見

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毎日新聞 2026/4/11 12:22(最終更新 4/11 12:27) 890文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷ヤドカリノカニヤドリの雄(右上)と雌=篠田晏希さん提供写真一覧 京都大理学研究科博士課程の大学院生が、ヤドカリに寄生する等脚類カニヤドリムシ科の1種を国内で初めて発見し、新属を設立して新種として記載したと、京大が発表した。2025年11月に高知県土佐市であった日本甲殻類学会に参加した際、海岸近くでのシュノーケリングで採取したヤドカリの中から見つかり、解剖学的な精査で判明した。 発見したのは京大フィールド科学教育研究センター瀬戸臨海実験所(和歌山県白浜町)で寄生生物を研究する篠田晏希(はるき)さん(25)。新属新種の「ヤドカリノカニヤドリ」と命名し、4月6日に英寄生虫学雑誌「システマティック・パラサイトロジー」にオンライン掲載された。Advertisementシュノーケリングで海中のヤドカリを採集する篠田晏希さん=本人提供写真一覧 篠田さんによると、学会で集まった若手研究者のグループでシュノーケリングし、篠田さんと東京海洋大大学院の滝山直人さん、京谷蒼馬さんがヤドカリを採集。水深約2メートルの岩にいたイザナミツノヤドカリの体腔内から篠田さんが見つけ、形質を精査した。雌の胸部に7対の脚、腹部に4対の腹肢があり、既存の属に当てはまらないことから新属新種と判断された。 カニヤドリムシ類は身近な公園にもいるオカダンゴムシや水族館で人気のダイオウグソクムシと同じ等脚類の仲間。成体はエビやカニ、ヤドカリなどの十脚類の体腔内に寄生する。篠田さんによると、これまで世界で3亜科18属42種(日本産は10属11種)が知られているが、ほとんどはカニ類に寄生。ヤドカリ類への寄生は2亜科2属3種だけで日本では未発見だった。イザナミツノヤドカリ(右上)と、それに寄生するヤドカリノカニヤドリ。ヤドカリは体腔が露出した状態の断面を示しており、赤い部分がヤドカリノカニヤドリ=篠田晏希さん提供写真一覧 また、一般的なカニヤドリムシ類は脚が退化傾向であるのに対し、新発見となったヤドカリノカニヤドリは付属肢である腹肢も退化していないことが形態観察から分かった。カニヤドリムシ科の中では祖先的とみられ、寄生生物の形態の適応進化を解明する上で非常に重要な種と位置づけられるという。 篠田さんは「ヤドカリに寄生するカニヤドリムシのことは知っていたが、日本に生息しているとは思わず、夢のような存在だった。ダンゴムシの親戚だが、全く似つかないユニークな見た目で、こんな生き物もいるんだと面白がってもらえれば」と話している。【太田裕之】あわせて読みたいAdvertisement1時間24時間SNSスポニチのアクセスランキング1時間24時間1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>