「公益通報」を問う毎日新聞 2026/4/11 16:00(最終更新 4/11 16:00) 有料記事 2990文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷インタビューに答える作家の堂場瞬一さん=東京都千代田区で2026年3月18日、宮本明登撮影 ある自動車会社の役員室で、役員は部下に言った。 「社内の規律を守るためにも、どうしても犯人を割り出したい」 この会社では、隠してきた不祥事が新聞社のスクープで明らかになった。誰が情報を漏らしたのかが社内で問題になり、「犯人捜し」をするプロジェクトチームが役員の命令で発足する――。 これは小説「犬の報酬」(中央公論新社)の一場面だ。 執筆した作家の堂場瞬一さん(62)は、内部告発ものの作品も多く手がけている。なぜ内部告発を小説の題材にするのか、告発者が守られない日本社会をどう見ているのか。話を聞いた。【聞き手・宮城裕也】 堂場瞬一さんは記事の中で以下のことを語っています。 ・日本人には「社会リテラシー教育」が必要 ・企業は目先のことよりも10年先の視点を ・マスコミや捜査機関は内部告発への対応をスピーディーに不正を内に閉じ込め、煮詰まっていく「悪」 ――「犬の報酬」は実際にあった出来事のような印象を抱きます。実在する事件を題材にしているのでしょうか。 ◆裁判沙汰になるリスクがあるので、実際の現象を題材にすることは一切ありません。ただ、リアルで起きそうなことをモチーフに書くのがモットーなので、「あるある」という感覚を覚えるものを狙っています。 「犬の報酬」は10年ほど前の作品ですが、現実でも声を上げにくい状況は今も続いていると感じます。 本の刊行後に新型コロナウイルス禍があり、社会全体の閉塞(へいそく)状況が続きました。なんとなくしゃべりにくい、シュリンク(縮小)した感じはありますよね。 ――組織が不都合な事実を隠すことが多いのはなぜでしょうか。 ◆日本は内側に向く傾向が強い社会だと思います。 企業や役所、マスコミでも、組織にいる限り「自分たちのルールを守るべきだ」という無言の圧力があります。「組織が育ててやった」「育ててもらった」という意識が強いのでしょう。 しかし、組織が不祥事を自分たちで処理できると思っているとしたら、それはとんでもないことです。 不正が後に発覚して社会から批判されたり、捜査当局から調べられて事件になったりすることはよくあります。悪を内部に閉じ込めて、だんだんと煮詰まっていくパターンで、大体失敗しますよね。個人よりも組織の正義…この記事は有料記事です。残り2051文字(全文2990文字)【前の記事】「闇をあばいてください」内容は警察不祥事 届いた内部告発文書関連記事あわせて読みたいAdvertisementこの記事の特集・連載この記事の筆者すべて見る1時間24時間SNSスポニチのアクセスランキング1時間24時間1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>