震災から2カ月、現れた心の不調 元部下との語らいが癒やしに

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現場から2026年4月12日 11時02分有料記事南宏美朝日に照らされる「奇跡の一本松」=2025年3月11日午前6時1分、岩手県陸前高田市、小宮健撮影【連載】陸前高田のはまかだ~東日本大震災15年~〈3〉【連載】陸前高田のはまかだ~東日本大震災15年~岩手県陸前高田市は、地元の言葉から生まれた「はまかだ」を合言葉に、語り合いつながることで、心と体の健康を目指しています。東日本大震災をきっかけに、この活動を進めてきた人たちの思いを紹介します。最終回は「はまかだ」を象徴する2人の男性の物語の後編です。 東日本大震災の発生から2カ月が経つころ、岩手県陸前高田市の健康推進課長として災害対応にあたっていた菅野道弘さん(71)の体に異変が現れていた。 幹部ら市職員が立って参加する毎日の災害対策本部の会議で立っていられない。胸が重苦しく、先の見通しを立てて考えることが難しい。それでも「みんなが働いているのに休めない」と働き続けたが、2011年7月、「うつ」と診断され休むことになった。 菅野さんの不調を知り、元部下の保健師で、秋田から陸前高田の支援に通っていた佐々木亮平さん(50)は自宅を訪ねた。 山間部にあり津波被害を免れた菅野さん宅で食事をともにし、ひと晩泊まった。自然と仕事の話になった。震災からの数カ月で何がしんどかったか――。災害対応が続く職場で毎日顔を合わせる同僚には話せないことも話してくれた。 泊まりがけの語らいはその後も、多いときは毎週のように続いた。公衆衛生に詳しく、横浜から陸前高田に通っていた医師の岩室紳也さん(70)も時々加わった。菅野さんの休職を知り、佐々木さんにすぐに会いに行くようにアドバイスしたのは岩室さんだった。菅野道弘さん宅に宿泊し、翌日の会議の準備をする佐々木亮平さん(右)と岩室紳也さん=2012年1月18日、岩手県陸前高田市、佐々木亮平さん提供 佐々木さんたちとたくさん語…この記事を書いた人南宏美くらし科学医療部専門・関心分野医療・健康、地域医療関連トピック・ジャンルこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ4月12日 (日)米イラン協議 パキスタン厳戒アルテミス2 宇宙船が帰還目覚めるクマ 春から注意4月11日 (土)台湾の野党トップ 習氏と会談停戦後に700人以上死亡郵便受けに「逮捕状」詐欺4月10日 (金)本屋大賞に朝井リョウさん女性に参政権が認められ80年今国会で初の衆院憲法審査会4月9日 (木)米国とイラン 攻撃停止に合意日本とイラン首脳が電話協議「小1の壁」、子どもにもトップニューストップページへ米イラン直接協議、12日も継続 11日は日付またぎ約15時間交渉9:24プーチン氏を突き動かす歴史認識と愛国主義 前駐ロシア大使に聞く7:00「稼げる夢がある」年収1千万円のとび職 「AIに足場は組めない」11:00「性的画像が…」12歳から涙の電話 即動く台湾・韓国、一方日本は6:00東大現役合格は絶対、息子に入れ込んだ母 元裁判官の瀬木比呂志さん7:00悪口が飛び交う職場を改善したい 姜尚中さん「『人の世』で努力を」10:00