大川原冤罪事件 遺族が警察大学校で講義「人として正しくあって」

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2026年4月10日 7時00分松田果穂警察庁が入る庁舎=東京都千代田区 警視庁公安部による機械メーカー「大川原化工機」(横浜市)をめぐる冤罪(えんざい)事件で、勾留中に胃がんが見つかり、冤罪が明らかになる前に亡くなった同社元顧問・相嶋静夫さんの遺族が9日、警察庁の警察大学校(東京都府中市)で講義を行った。 講師として招かれた相嶋さんの長男などによると、講義は事件の教訓や反省を今後の捜査や組織運営に生かす目的で開かれた。全国の警察で警備公安事件全般の捜査を指導する幹部ら約50人が参加したという。 長男は講義で、違法捜査が行われた経緯などを振り返りながら「人として正しくあってほしい。自分の背中を自分の子に見せられるか、考えて」と訴えたという。 警察が冤罪事件の関係者を招いた講義を行うのは異例で、長男は今年1月にも代理人弁護士とともに同校で都道府県警の幹部を対象にした研修を行っていた。今回は2回目の講義だった。 長男は講義後の取材に、「警察が変わろうとしてくれているんだなというのはひしひしと感じた。組織が間違った方向に進みそうになったときは、大川原化工機のことを思い出し、正しい方向へ軌道修正してもらいたい」と話した。 冤罪事件をめぐっては、軍事転用可能な機器を不正輸出したとして逮捕・起訴されたのは違法だとして、同社社長らが国と東京都に賠償を求めて提訴。東京高裁が2025年5月、捜査を尽くさずに逮捕・起訴したのは違法などと認定した。 相嶋さんの遺族は今月、逮捕や勾留を認め、保釈請求を退け続けた裁判官37人の判断は違法だとして、国に賠償を求めて東京地裁に提訴した。関連トピック・ジャンルこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ4月10日 (金)本屋大賞に朝井リョウさん女性に参政権が認められ80年今国会で初の衆院憲法審査会4月9日 (木)米国とイラン 攻撃停止に合意日本とイラン首脳が電話協議「小1の壁」、子どもにも4月8日 (水)過去最大、新年度予算が成立トランプ氏、日本にも不満人類史上最も遠くへ到達4月7日 (火)首相「石油 必要な量は確保」大川原化工機の冤罪 国を提訴社民党首選 福島瑞穂氏が再選トップニューストップページへイスラエル首相「レバノンと直接交渉を開始」 停戦の実現は不透明5:38米国とイラン、対立する三つの条件 2週間の交渉、歩み寄れるか22:10「初の女性議員」誕生から80年 翌年に大量落選、熱狂がなぜ逆風に5:00メラニア氏、エプスタイン氏との関係否定 異例の声明、公聴会要請5:28H3ロケット6月にも打ち上げ再開 まず試験機で、8月には衛星搭載6:00独自チンパンジーの「500年に1回」の内戦記録 群れが分断、死者続出3:00