弥生時代のブランド石は… 使い勝手良く、四国から兵庫まで流通

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毎日新聞 2026/4/10 05:15(最終更新 4/10 05:15) 918文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷弥生時代の石器を手に著書「弥生石器と瀬戸内社会」の内容について説明する愛媛県埋蔵文化財センターの乗松真也調査員=松山市の同センターで2026年3月26日午前10時54分、藤家秀一撮影 長年にわたって弥生時代の瀬戸内地方の石器を研究している専門家がこのほど、これまでの研究成果をまとめた学術書「弥生石器と瀬戸内社会」(新泉社)を出版した。瀬戸内地方で生産された石器について、地域ならではの特徴や流通範囲などを詳しく考察している。 学術書を出版したのは、愛媛県埋蔵文化財センター(松山市)の乗松真也調査員(52)。弥生時代の石器が専門の乗松調査員は、香川県埋蔵文化財センターに勤務していた2016年ごろから、博士論文のテーマとして瀬戸内地域の石器を設定し、研究を深めてきた。博士論文は23年に完成したが、成果をより分かりやすく伝えようと、加筆修正して今回の学術書に仕立て直したという。Advertisement 執筆にあたって乗松調査員は、瀬戸内海に面した愛媛県や香川県、岡山県などの地域を中心に150以上の遺跡から出土した石器について、石材ごとに生産地や加工地、流通範囲などを分析した。 分析の結果、香川県坂出市の金山で採れる岩石「サヌカイト」を材料にした石器は、徳島県の吉野川流域で採れる青色片岩で作った石器とともに、ブランド石器として遠く海を隔てた岡山県や兵庫県まで流通していたことが明らかになったという。 乗松調査員によると、サヌカイトが広域に流通した原因の一つとして、別の石器に作り替えた例がみられるなど、石材として使い勝手がよかったことが考えられるという。 一方で、四国内の石材産地周辺での流通にとどまる石器があることもつきとめた。また瀬戸内地方で生産される石器全般の特徴として、近畿地方や九州地方の石器と比べると実用性を重視したつくりをしていることも分かったという。 今回の研究成果について乗松調査員は「石器の出土した範囲をみると、淡路島や備讃瀬戸(岡山・香川沖)の島づたいに相当数の船が行き来し、石材や石器が流通していた様子がうかがわれる」と話している。 「弥生石器と瀬戸内社会」はB5判244ページ、8800円。出版を記念して、乗松調査員が弥生時代の石器について語る講演会も愛媛県内で予定している。5月3日午後2時からは書店「森」(今治市)で、同月10日午後1時半からは県歴史文化博物館(西予市)で、それぞれ開かれる。【藤家秀一】あわせて読みたいAdvertisement1時間24時間SNSスポニチのアクセスランキング1時間24時間1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>