郵便受けに「逮捕状」、新たな詐欺に注意 アナログな方法のワケとは

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2026年4月11日 5時00分西岡矩毅 板倉大地 警察官や検察官などを装って金銭をだまし取る手口の詐欺で、被害者宅の郵便受けに「逮捕状」が入れられるケースが各地で相次いでいる。実際に現金をだまし取られた事件も起きており、警察庁は「逮捕状を投函することは絶対にない」と注意を呼びかけている。奈良県に住む80代の男性宅に送られてきた「逮捕状」。男性は現金480万円をだまし取られる被害に遭った=奈良県警提供 共通する手口はこうだ。突然、電話がかかってきた後に、「逮捕状」入りのレターパックなどが投函される。電話口で「あなたは犯罪に関与している」などと一方的に話を進め、動揺させた高齢者らから現金などをだまし取ろうとする。 三重県の80代の女性は、その流れで「紙幣番号を調べるため、現金を紙袋に入れて自宅前に置いておいて」と指示され、現金350万円をだまし取られたという。 昨年、特殊詐欺の被害額は過去最悪の1414億円(暫定値)にのぼり、このうち警察官などをかたる「ニセ警察詐欺」が985億円で7割を占めた。今年も2月までに135億円超の被害が出ている。多くのケースでは、犯人側が被害者をLINEに誘導し、ビデオ通話によって、警察の制服姿や偽造した警察手帳などを見せて被害者を信用させる手口だ。特殊詐欺の被害が急増している若年層にはSNS 高齢者は? 新たな手口は、被害者の郵便受けに「逮捕状」を入れるというものだ。なぜ、「アナログ」な方法がとられているのか。 警視庁の匿名・流動型犯罪グループ対策本部の植田哲也戦略企画官は「SNSに慣れていない人を狙っているのでは」と指摘する。 ニセ警察詐欺の被害者は、スマートフォンを日常で利用する20~40代の若年層が多く、60代以上では固定電話にかかってくるケースが目立つ。相手を信用させるために偽物の逮捕状を示そうにも、SNSを使わない高齢者には示すことができないため、郵便受けに「逮捕状」を入れる手口をとったと警視庁はみている。 犯人側は悪質な名簿業者などから入手した名前や住所などの情報を使い、電話などをしているとみられる。全国の警察が2024年度までの5年間で詐欺拠点などから押収した名簿には、延べ約233万人分の個人情報が記載されていた。同本部の植田戦略企画官は「ニセの逮捕状に自身の個人情報が書かれていても信用してはいけない」と注意を呼びかけている。この記事を書いた人板倉大地東京社会部|警視庁担当専門・関心分野事件、事故、警察行政関連トピック・ジャンルこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ4月11日 (土)台湾の野党トップ 習氏と会談停戦後に700人以上死亡郵便受けに「逮捕状」詐欺4月10日 (金)本屋大賞に朝井リョウさん女性に参政権が認められ80年今国会で初の衆院憲法審査会4月9日 (木)米国とイラン 攻撃停止に合意日本とイラン首脳が電話協議「小1の壁」、子どもにも4月8日 (水)過去最大、新年度予算が成立トランプ氏、日本にも不満人類史上最も遠くへ到達トップニューストップページへイランの交渉役は保守強硬派、米はバンス副大統領 停戦協議の行方は5:00郵便受けに「逮捕状」、新たな詐欺に注意 アナログな方法のワケとは5:00検察の不服申し立て、審理期間を制限 再審見直し、政府修正案が判明5:00習氏、台湾の国民党と「独立反対」で一致 与党の頭越しにトップ会談22:05ドルチェ&ガッバーナのガッバーナ氏が会長を辞任 創作活動は継続22:37元寇船の木板に漢字の元号 海底遺跡で発見、確認 長崎・鷹島沖17:12