深掘り2026年4月11日 6時00分有料記事山本知佳越智萌さんのコメント連載「子どもへの性暴力」第12部海外編 第6回 どうしてこうなったんだ――。 2010年春、ドイツに住むマティアス・カッチさん(63)は、ニュースを知って、怒りと失望を感じた。 当時、ドイツでは神職による少年への性暴力事件が発覚し、子どもへの性暴力が国民的な問題になっていた。有識者らによる円卓会議が立ち上がり、被害の防止や支援施策が話し合われることになった。しかしそのメンバーに、被害当事者は、入っていなかったのだ。円卓会議での証言について振り返るマティアス・カッチさん=2025年6月26日、ドイツ・ベルリン、山本知佳撮影当事者が訴えた「我々の声を聞いて」 カッチさんは13歳のころ、通っていたカトリック系のギムナジウム(中高一貫校)で神父から被害を受けた。10代後半から、原因不明の体調不良に悩まされてきたという。 そのまま社会人生活を送ってきたが、42歳の時に、神父と偶然再会。被害当時のことがフラッシュバックし、何か行動を起こさなければと決意した。 被害を告白し、学校が調査することに。そのことが地元の新聞に報じられ、円卓会議が立ち上がるきっかけになった。 「対策を考えるにしても、加害者がどんな行動をしているか知っているのは被害者だ」。当時、過去の被害を訴えていた人々約50人と、被害者の声を聞くように円卓会議に訴えた。 約半年後、家庭やスポーツク…この記事を書いた人山本知佳社会部専門・関心分野教育、大学、海外ルーツ、ジェンダー関連トピック・ジャンルこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ4月11日 (土)台湾の野党トップ 習氏と会談停戦後に700人以上死亡郵便受けに「逮捕状」詐欺4月10日 (金)本屋大賞に朝井リョウさん女性に参政権が認められ80年今国会で初の衆院憲法審査会4月9日 (木)米国とイラン 攻撃停止に合意日本とイラン首脳が電話協議「小1の壁」、子どもにも4月8日 (水)過去最大、新年度予算が成立トランプ氏、日本にも不満人類史上最も遠くへ到達トップニューストップページへイランの交渉役は保守強硬派、米はバンス副大統領 停戦協議の行方は5:00停戦協議へ米イラン、異なる主張 戦闘の拡大抑える三つの主な論点22:13郵便受けに「逮捕状」、新たな詐欺に注意 アナログな方法のワケとは5:00検察の不服申し立て、審理期間を制限 再審見直し、政府修正案が判明5:00ドルチェ&ガッバーナのガッバーナ氏が会長を辞任 創作活動は継続22:37元寇船の木板に漢字の元号 海底遺跡で発見、確認 長崎・鷹島沖17:12