BeMe 私らしく毎日新聞 2026/4/14 14:00(最終更新 4/14 14:00) 有料記事 1821文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷娘が幼い頃、2人で暮らすようになってから由香さんにくれた「大すきだよ」と書かれた作品。大切に取っていて「いつも見ては和んでいます」=由香さん提供 夫が営む飲食店で朝から晩まで働いたが、給料はなかった。自分の服を買うお金もなく、リュックも靴もボロボロ。約10年前に離婚した東日本在住の伊藤由香さん(42)=仮名=が、結婚していた当時考えていたのはただ一つ。「夫を怒らせないようにすること」だ。 突然怒鳴る夫の顔色をうかがい、ビクビクする毎日。「これは暴力で、自分は被害者」。そう気づいて幼い娘を連れて離婚するまで、7年を要した。収入がなく、その後の生活を考えると答えが出なかったからだ。 「専業主婦」の今を描く企画の第5弾。今回は、出産を機に仕事を辞め、夫の経営する飲食店で無償のまま働いた女性(42)が直面した夫からの精神的暴力と、そこからの脱出を振り返ります。女性の体験は、夫婦間の経済的格差が招く支配と被支配という深刻な問題を投げかけています。 <関連記事> 「楽しちゃダメ」良妻賢母の呪縛 商社マンの夫が強いた上下関係 「夫に養ってもらいたい」 働く母を尊敬、でも専業主婦を望む訳 周囲の「いいわね」が苦痛に 共感されず、愚痴ものみ込む専業主婦 大学卒業後、20代半ばで結婚した。10歳ほど年上の夫は一見、穏やかな人という印象。結婚を機に夫は独立し、飲食店を開業。由香さんも仕事を辞め、間もなく長女を出産した。夫は厨房(ちゅうぼう)で料理を担当し、当然のように由香さんが接客をすることになった。 内装を手がけたり、チラシを配ったりと懸命に店を盛り上げようとする由香さんの傍らで、夫は好きなギャンブルの情報紙を見ていた。自宅でも、育児も家事も全くしない。たまりかね、「育児は分担したい」と話しかけた時だった。 「オレが悪いって言うのかよっ」。突然怒鳴って、拳で壁を殴りつけた。0歳の娘もいる部屋で。へこんだ壁を見て思った。気に障るようなことを言えば、自分も娘も何をされるかわからない――。 それ以来、いつキレるかわからない夫におびえるようになった。わざわざ来店してくれた親戚と話していたら、「ちゃんとしろ」と怒鳴られた。皿を床にたたきつけて出て行かれたこともあった。 売り上げは夫が全て管理しており、生活費はその都度、使途を挙げて「お金をください」とお伺いをたてた。自然と自分のものを買うことができなくなった。実家に帰省した時、靴がボロボロだと指摘されて初めてそのことに気付いた。収入がないことが無力感を生んだ。 それでも離婚は考えなかった。「娘を食べさせていくには夫を支えるしかない。自分さえ我慢していたら、この生活が維持できる」。出て行ったとしても、その先で娘を養える自信がなかった。 けれど、ある夜のこと。酔って帰ってきた夫に、ささいなことで突き飛ばされた。泣き出す娘を前に、「この子を守る」と脱出を決意した。 娘を連れて友人の家に駆け込んだ後、姉から借りた60万円を元手にアパートを借りた…この記事は有料記事です。残り643文字(全文1821文字)【前の記事】キャリアブレークはキャリアエンドではない 女性の再就職を語る関連記事あわせて読みたいAdvertisementこの記事の特集・連載1時間24時間SNSスポニチのアクセスランキング1時間24時間1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>