現場から2026年4月12日 17時00分有料記事森本美紀【動画】障害者と選挙 目と耳に障害がある盲ろうの小林功治さんの投票への思い=森本美紀撮影 左手に白杖(はくじょう)。右手は通訳・介助員の腕に添えて。 目と耳に障害がある盲ろうの小林功治さん(45)は、東京都武蔵野市の自宅から投票所へ向かった。雪で転倒も 衆院選投開票日の2月8日午前9時すぎ。雪が舞い、歩道に降り積もる。白杖で足元を確かめるが、凍結した路上を避けるのは容易ではない。雪に足をとられ転倒する場面もあった。雪のなか、通訳・介助員と投票所へ歩く小林功治さん(右)=2026年2月8日午前9時15分、東京都武蔵野市、森本美紀撮影 「急な選挙に加えてこの天気。投票を諦める障害者は多いのではないでしょうか」。小林さんは心配そうに話した。 投票方法や投票所への移動などに「壁」を感じる障害のある人は少なくない。さらに今回は、真冬で、解散から投開票日まで16日という短期間。小林さんは、なじみの通訳・介助員を予約できたが、短期間で探せなかったり、交通の便が悪い地域では悪天候で通訳・介助員が障害者の家に行けなかったりする場合もあるという。 小林さんの主なコミュニケーション手段は、通訳・介助員の手に触れて、手話を読み取る「触手話」だ。右耳につけている人工内耳は、周囲の音が入る場では聞こえづらい。投票所では触手話ができる介助員が不可欠という。 投票所に着いた小林さんは、通訳・介助員と受付へ。点字の候補者名簿や投票用紙に記入する際に使う補助具が必要なことを係員に伝え、係員の案内で記載台へ。自筆で投票用紙に記入した。投票箱へは通訳・介助員に手引きしてもらい、投票用紙の差し入れ口を確認し自分で投票した。この間、通訳・介助員と係員は終始、小林さんのそばで見守り対応した。投票を終えた小林功治さん(右)。記者の質問を通訳・介助員が小林さんに伝え、小林さんは発話して答える=2026年2月8日午前10時6分、東京都武蔵野市、森本美紀撮影依頼した点字の選挙公報届かず 投票は無事終えたが、小林さんが困ったのは、事前に依頼した点字の選挙公報が届かなかったことだ。投開票日の3日ほど前に届いたのは、依頼していない音声版の選挙公報。しかも小選挙区のみで、比例代表と最高裁判所裁判官国民審査のものはなかった。2月の衆院選の際、小林功治さんに送られてきた音声版の選挙公報(CD) 「小選挙区だけでも」と、人…この記事を書いた人森本美紀くらし報道部専門・関心分野障害福祉、介護、認知症、生きづらさ、単身社会 、高齢化するマンション関連トピック・ジャンルこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ4月12日 (日)米イラン協議 パキスタン厳戒アルテミス2 宇宙船が帰還目覚めるクマ 春から注意4月11日 (土)台湾の野党トップ 習氏と会談停戦後に700人以上死亡郵便受けに「逮捕状」詐欺4月10日 (金)本屋大賞に朝井リョウさん女性に参政権が認められ80年今国会で初の衆院憲法審査会4月9日 (木)米国とイラン 攻撃停止に合意日本とイラン首脳が電話協議「小1の壁」、子どもにもトップニューストップページへ米国とイランの停戦協議「合意に至らず」 バンス米副大統領は帰国15:21自動運転バスの「下敷きになった」通報、男女2人搬送 新潟県弥彦村15:57死体遺棄容疑で男逮捕 山中から遺体、行方不明の10代女性の可能性15:19高市首相「憲法改正、時は来た」 就任後初の党大会、改憲発議に意欲12:45検察の抗告「禁止すべきだ」 再審見直し、裁判官に異例インタビュー5:00独自高校最後のお弁当、母が仕掛けたサプライズ 十数年を経ての伏線回収16:00