自陣に角、盤外にラクダ 永瀬九段の重厚戦術 A級順位戦観戦記

Wait 5 sec.

毎日新聞 2025/10/5 07:30(最終更新 10/5 07:30) 有料記事 4347文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷A級順位戦2回戦で増田康宏八段に勝ち、開幕戦に続いて連勝した永瀬拓矢九段=東京都渋谷区の将棋会館で2025年8月11日、丸山進撮影 A級順位戦2回戦▲永瀬拓矢九段―△増田康宏八段戦は、初戦をともに勝った両者のぶつかり合い。永瀬九段は敵陣をにらむ角を自陣に打ってペースをつかみ、そのまま押し切る快勝。盤外でも、食事に羊やラクダを追加投入する重厚な布陣で圧倒した。盤上盤外の動きを椎名龍一さんが観戦記でリポートする。第1譜(1―6)▲2六歩  △8四歩  ▲2五歩  △3二金▲7六歩  △1四歩(第1図)(持ち時間各6時間 消費▲0分△0分)早くも意表の展開 8月11日。祝日の「山の日」に対局が付いた。将棋会館で行われる公式戦は土日祝日を外して行われることが多いが、タイトル戦の日程が絡み多忙を極めている永瀬のスケジュール的な側面から、この日に対局が付いたのかもしれない。祝日の将棋会館は人けも少なく、館内の空気が沈殿して流れていないように思えた。 A級順位戦2回戦の▲永瀬拓矢九段―△増田康宏八段の一戦は屈指の好カード。というのも、両者が名人挑戦権を獲得する有力者とみなされているからに他ならない。前期名人に挑戦した永瀬はもちろんだが、現在27歳の最年少A級リーガーであり、A級1期目の前期に勝ち越した増田も今期の名人挑戦に期待が掛かる逸材だ。両者ともに初戦を白星で飾っての2戦目の結果は挑戦権争いを大きく左右する。…この記事は有料記事です。残り3803文字(全文4347文字)【時系列で見る】関連記事あわせて読みたいAdvertisementこの記事の特集・連載現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>