「英国を再び偉大に」 「友人」トランプ氏の選挙戦術まね躍進の政党

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深掘り図解あり 福永方人毎日新聞 2025/10/4 05:02(最終更新 10/4 05:02) 1133文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷リフォームUK(英国改革党)の党大会で演説するナイジェル・ファラージ党首=英中部バーミンガムで2025年9月5日、福永方人撮影 欧州でポピュリズム(大衆迎合・反エリート主義)を前面に打ち出す右派政党が政界を席巻している。反移民感情や既存政党への不信感に訴えかける手法は、7月の参院選で躍進した参政党にも通じ、一部は「極右」と評されることすらある。過激な印象もある右派ポピュリスト政党が、なぜ支持を集めるのか。英国とドイツで実相を探った。関連記事参政党と「親和性高い」英政党 白人9割超の町で支持広まる背景英2大政党に失望、「ポピュリスト」に託す変化 「お手並み拝見」もトランプ氏の共和党も? 識者が考える「極右」の定義と起源ドイツ編は5日5時に掲載予定 リフォームUK(英国改革党)の起源は、英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)で、主張の根底には反グローバリズムがある。Advertisement英国政界の状況 英国では2016年6月の国民投票でEU離脱が決まったが、離脱交渉は長期化した。国民投票で離脱運動を展開した英国独立党の元党首、ファラージ氏らは19年1月、早期離脱を訴えてブレグジット党を旗揚げした。EU離脱後の21年1月に改称し、改革党となった。 EU離脱後も続く不法移民の流入を阻止することなどを訴えて支持を伸ばし、24年7月の下院(定数650)総選挙で、国政選挙では初めて議席を獲得。現有5議席だが、選挙後も支持を伸ばし、25年2月には英調査会社ユーガブの世論調査で与党の労働党を抜き、政党別支持率で初めてトップになった。 5月の地方選では労働党と保守党の2大政党を抑えて大勝した。現在の党員数は約25万人で、この1年で3倍以上に増えた。9月21~22日のユーガブ調査では、支持率は29%で、労働党(21%)、保守党(16%)を引き離している。 改革党は次期選挙を意識して、より厳格な移民政策の「公約」を次々と打ち出している。8月下旬には「60万人の不法移民を送還する」との計画を公表。9月下旬には「移民が渡英から5年後に永住権を取得できる権利の廃止」を掲げた。 ファラージ氏は気候変動に懐疑的な立場で、温室効果ガス排出のネットゼロ(実質ゼロ)目標の撤廃や、石油・天然ガスの増産も主張する。DEI(多様性、公平性、包摂性)の推進にも反対している。人権分野などの共通基準を定めた欧州人権条約からの離脱も掲げる。 こうした政治姿勢は、友人であるトランプ米大統領に極めて近い。英メディアによると、ファラージ氏は改革党の選挙戦で、トランプ氏の選挙集会のスタイルを取り入れた。トランプ氏のスローガンを模した「英国を再び偉大に」もうたう。 さらに改革党は、第2次トランプ政権で新設された政府効率化省(DOGE)を模倣して「DOGEチーム」を作り、5月の地方選で多数派を握った議会で歳出削減も試みている。【ロンドン福永方人】あわせて読みたいAdvertisementこの記事の筆者すべて見る現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>