神戸の三宮と元町、境界はどこ? 住民ら260人が綱引きで決着へ

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原野百々恵2025年10月4日 6時00分三宮と元町の境界はどこか。4日、住民たちが綱引きで決める 神戸市の中心的な繁華街「三宮」と「元町」の境界線はどこか――。市民が長年感じてきたこの疑問の答えを、「綱引き」で決めることになった。 「三宮VS元町 神戸大綱引き大会」が4日、神戸市中央区の三宮中央通りで開かれる。地元の商業関係者や住民ら約260人が集まり、三宮と元町の2チームに分かれて対決。熱戦を制したチームが、より広いエリアを「獲得」できる。 神戸を代表する二つの百貨店、神戸阪急(三宮チーム)と大丸神戸店(元町チーム)の店長がそれぞれのチームのキャプテンに就く。使う綱は長さ約50メートル。先に3勝した方が勝ちとなる。 三宮チームが勝てば、トアロードより東が三宮に。元町チームが勝てば、京町筋から西が元町になる。大会後、境界線が分かるように、三宮中央通り沿いに目印となるタペストリーを設ける。「三宮」と「元町」の境目は? ただ、どちらが勝っても行政区分は変わらず、市民生活への影響はない。 企画のきっかけは数年前、三宮と元町周辺にある商店街関係者や百貨店店長らが集う飲み会だった。「境界線はどこか」が話題に上ったが、答えは出ず、こんな話になった。 「綱引きで決めたら面白いのでは」 その場にいた生田神社の神職から「綱引きは繁栄を願う神事(しんじ)として行われることもある」という一言もあり、企画の実現を後押しした。 実行委員会代表で「ヤノ運動用品」(神戸市中央区)社長の矢野克幸さん(47)によると、この企画の背景には、高齢化社会が進んでまちづくりの担い手が離脱し、地域がさびれていくことへの懸念があるという。 「元町と三宮は横のつながりが薄かった。このイベントをきっかけに、神戸全体を盛り上げて、持続可能なまちづくりをしたい」と矢野さんは話す。 決戦は午前11時45分から。雨天決行、荒天中止。この記事を書いた人原野百々恵神戸総局|兵庫県警担当専門・関心分野事件・事故、性暴力、虐待、人種差別、宗教こんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ10月4日 (土)自民党総裁選 きょう投開票インフルエンザ 流行期入りコメ4キロでの販売広がる10月3日 (金)「反軍演説」議事録 復活案浮上国勢調査 同性カップル数えず外来タヌキ ウミガメを襲う10月2日 (木)NHKのネット利用が「有料化」米政府機関が一部閉鎖に東京都、無痛分娩の助成開始10月1日 (水)米とイスラエル 和平案で合意新浪氏が代表幹事を辞任彬子さま、三笠宮家の当主にトップニューストップページへハマス、条件付きで人質全員の返還に合意 ガザ統治をめぐり隔たりも6:13NYダウ、4日連続の最高値更新 一時は4万7000ドル台を突破5:32ハマスが拒めば「地獄」 トランプ氏、6日までの停戦合意に向け圧力3:45英国国教会、聖職者トップに女性 500年近くで初 63歳元看護師6:00神戸の三宮と元町、境界はどこ? 住民ら260人が綱引きで決着へ6:00別姓・同性婚、期待された「石破らしさ」 今の政治は全国民の代表か5:00