人間はなぜ、悲惨な歴史を繰り返すのか? アドルノと再考する

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毎日新聞 2026/4/24 07:00(最終更新 4/24 07:00) 有料記事 1599文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷=久保玲撮影 <何故に人類は、真に人間的な状態に踏み入っていく代りに、一種の新しい野蛮状態へ落ち込んでいくのか> 西洋文明を鋭く批判した名著『啓蒙(けいもう)の弁証法』(1947年)の序文でドイツの哲学者、アドルノ(03~69年)は共著者のホルクハイマーとともに主題を端的に表した。 「今も、この序文を思い起こす場面が多い」。アドルノらに代表される学者集団「フランクフルト学派」の研究者である哲学者、細見和之・京都大教授(64)はそう話す。 細見さんが著した96年刊行の『アドルノ』(講談社)が文庫化された。原本発刊から30年。細見さんの危機感は、むしろ高まっている。根こそぎにされる痛みへの感性 ウクライナ、パレスチナ、イラン――。21世紀も四半世紀が過ぎたが、世界で争いは絶えない。 怒りや憎しみといった感情を制御する理性を兼ね備えたはずの人間が、なぜ悲惨な歴史を繰り返すのか。フランクフルト学派が向き合った課題だ。 1923年にドイツ・フランクフルト大に設置された社会研究所を拠点とし、30年代に活動が本格化した学派。多くがユダヤ系の出自を持ち、アドルノもユダヤ系の父のもとに生まれた。ナチズムが台頭すると彼らは迫害の対象となり、米国などへの亡命を余儀なくされた。 本書はアドルノの波乱に満ちた生涯をたどりながら、研ぎ澄まされた批判理論で…この記事は有料記事です。残り1033文字(全文1599文字)あわせて読みたいAdvertisementこの記事の筆者すべて見る1時間24時間SNSスポニチのアクセスランキング1時間24時間1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>