ブラボー:ピアノ曲集「読み直し」術 アンデルシェフスキさんのブラームス

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クラシックBravo!インタビュー 西本龍太朗毎日新聞 2026/4/23 12:00(最終更新 4/23 12:00) 有料記事 2515文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷ブラームスの後期ピアノ作品を取り上げたアルバムをリリースしたピアニスト、ピョートル・アンデルシェフスキさん=東京都港区で2025年11月28日、岩下幸一郎撮影 バッハ、ベートーベンとともに「ドイツ3大B」に数えられる作曲家ブラームスは、63年という生涯の晩年にさしかかった頃、ピアノのための小品集を四つ残した。 七つの幻想曲(作品116)。 三つの間奏曲(作品117)。 六つの小品(作品118)。 四つの小品(作品119)。 ポーランドのピアニスト、ピョートル・アンデルシェフスキさんは、全20曲の中から12曲を選び、並び替え、1枚のアルバムに収めた。 全集ではなく選集。そこに隠された意図に迫った。「遺書」の始まりは不協和音に満ちて はじめに作品119の第1曲(作品119の1)を弾き、最後は作品118の6で終わる――。 アンデルシェフスキさんが2026年1月にリリースしたアルバム「ブラームス:後期ピアノ作品集」(ワーナー)のプランは、ここからスタートした。 言い換えれば、これ以外に明確なプランは持っていなかった。 冒頭を飾る作品119の1がどのような曲か、まずは簡単に紹介したい。 バッハの「ミサ曲」やシューベルトの「未完成」と同じロ短調というほの暗い調性で書かれ、遅めのテンポ(アダージョ)で曲は進む。 ブラームスはこの曲について、作曲家でピアニストのクララ・シューマンに宛てた手紙で「不協和音に満ちています!」と書いている。 不協和音の一例を示すと、1小節目に鳴り響くのは「ミ・ソ・シ・レ・ファ♯」と、3度音程を積み重ねた厚みのある和音。よく聴くと、現代のジャズやポピュラー音楽にも通じるような先鋭的な響きがする。 「この曲は私をブラームスの世界へといざなってくれると感じます。晩年の作品がブラームスの遺書だとすれば、これはその1ページ目です」三位一体で生まれた新たな情景 アルバムを聴いていて、はっとさせられた部分があった。 4曲目を聴き終えた後、5曲目の途中でその瞬間は訪れた。 4曲目の作品118の2は「アンダンテ(歩くくらいの速さで)、愛情を込めて」という指示が添えられたイ長調の美しい旋律を持つ。 小説家・平野啓一郎さんが15~16年、毎日新聞に連載した小説「マチネの終わりに」で、主人公の男女の出会いのきっかけとなった曲(ただし小説ではギター編曲版)として記憶している人もいるかもしれない。 これに続いて、アンデルシェフスキさんはイ短調の作品116の2を弾く。 作品番号の異なる曲集からの2曲だが、並べて聴くとそこには明ら…この記事は有料記事です。残り1520文字(全文2515文字)【前の記事】僕のピアノを聴いて 久末航さん、5歳で抱いた願いが開いた扉関連記事あわせて読みたいAdvertisementこの記事の特集・連載この記事の筆者すべて見る1時間24時間SNSスポニチのアクセスランキング1時間24時間1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>