戦争と原爆に翻弄された女性の悲哀 名作放送劇を舞台に 広島

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毎日新聞 2026/4/23 11:15(最終更新 4/23 11:29) 1089文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷舞台劇「神部ハナという女の一生」のワンシーン=広島市西区で2026年4月18日、佐藤賢二郎撮影写真一覧 戦争と原爆に翻弄(ほんろう)された女性の悲哀を描いた放送劇の名作が、舞台劇となって広島で披露された。埋もれさせてはならない作品に光を当てたのは、演劇を通じて60年以上も親交を続けてきた同窓生らの力だった。 広島県福山市出身の劇作家、小山祐二(1904~82年)がラジオドラマとして執筆した「神部ハナという女の一生」(60年)で、舞台劇「泰山木の木の下で」(62年)の底本になった作品としても知られる。東京を拠点とする劇団「世代」が18、19両日、広島市西区民文化センターで上演し、5人の俳優が演じた。Advertisement 主人公の神部ハナは瀬戸内海の島に暮らす62歳の助産師。戦争と原爆で夫と子ども9人を失い、自らも被爆した。戦後を1人で懸命に生きるハナは「人助けのため」と違法な堕胎を繰り返し、原爆の影響を恐れる妊婦もやってくる。堕胎罪に問われたハナを取り調べる尾道警察署の刑事も原爆の影を背負う1人で、白血病に襲われたハナの最期をみとることに――。舞台劇「神部ハナという女の一生」のワンシーン=広島市西区で2026年4月18日、佐藤賢二郎撮影写真一覧 今回の公演は、演出家で「世代」を主宰する伊藤勝昭さん(80)が構成と演出を担当した。この作品は、広島の芝居や文学の愛好者らが4年前から朗読劇として幾度か上演してきた。2024年の東京公演を観劇した伊藤さんは「被爆者の思いが伝わる魅力ある作品」と感銘を受けた。 被爆時に生後2カ月だった伊藤さんは「原爆を伝えていく人が少なくなり、何も語らずに亡くなっていく人もいる。主人公のハナの物語にはリアリティーがある」と言う。これまでに井上ひさし「父と暮(くら)せば」「少年口伝隊―一九四五―」など原爆劇の演出や構成に関わった。 伊藤さんが手がけた「神部ハナ」は昨年12月に東京・新宿で披露した。このとき、朗読劇に刑事役で出演した板倉勝久さん(81)が来場していた。「今こそ広島で上演すべき作品だ」と伊藤さんに働きかけた。舞台劇「神部ハナという女の一生」のワンシーン=広島市西区で2026年4月18日、佐藤賢二郎撮影写真一覧 板倉さんは県立広島観音高校(広島市西区)の演劇部で活動し、伊藤さんの1学年先輩。演劇部の同窓生らに呼びかけて広島公演の実行委員会をつくり、4カ月で開催にこぎつけた。同校の前身・旧制広島二中の1年生が学徒動員の作業中に原爆の犠牲になった惨劇を混成合唱にした「レクイエム 碑(いしぶみ)」のコンサートと合わせて企画した。 公演は板倉さんの同級生だった演劇部員で、後に広島テレビのアナウンサーとなった脇田義信さん(05年死去)の没後20年の追悼祈念も兼ねた。脇田さんに誘われて入部したという伊藤さんは「私の演劇人生のきっかけを与えてくれた人。核の危機が拭えない今、こうして広島で上演することができて、とても感慨深い」と語った。【宇城昇】【時系列で見る】関連記事あわせて読みたいAdvertisementこの記事の特集・連載1時間24時間SNSスポニチのアクセスランキング1時間24時間1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>