乾燥・強風、針葉樹林、リアス式海岸 識者「延焼広がる要因そろう」

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深掘り2026年4月23日 14時20分山本知佳焼け跡(手前)が広がる吉里吉里地区の山林火災の現場=2026年4月23日午前8時9分、岩手県大槌町、朝日新聞社ヘリから、上田幸一撮影 山林火災に詳しい千葉大学国際高等研究基幹・環境リモートセンシング研究センターの峠嘉哉(よしや)准教授によると、一般的には山林火災の出火の原因の98.8%は、たき火や野焼きなどの人為的な要因だが、火災の発生やどれだけ燃え広がるかについては、環境の要因が影響するという。 環境の要因は複数あり、一つが乾燥や強風といった気象の条件。二つ目が可燃物の条件だ。スギやマツといった針葉樹林は、燃え広がりやすいという。三つ目は急峻(きゅうしゅん)な地形だ。岩手県沿岸にみられる入り組んだリアス海岸の周辺は燃え広がりやすいという。こうした環境の要因がそろった結果、延焼が広がっているとみる。 約10キロ離れた2カ所で出火したことについては、距離が離れており「飛び火は考えにくい」という。 岩手県内では昨年2月、大槌町から南に約30キロ離れた大船渡市で発生し、3千ヘクタール以上が焼けた大規模な山林火災があった。今回の火災と環境要因が共通しているという。当時と比べると、出火直後の拡大過程は大船渡の事例の方が速いものの、今後1週間は雨の予報がなく、どの程度燃え広がるかは予断を許さないという。 峠准教授は「火災が生じやすい環境条件は大槌町だけの話ではない。同様の環境条件を持つ領域は広く共通しているので注意してほしい」と話した。この記事を書いた人山本知佳社会部専門・関心分野教育、大学、海外ルーツ、ジェンダー関連トピック・ジャンルこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ4月23日 (木)認知症の行方不明者 年々増加柚木麻子さんが出版権を移動首都高の清掃めぐり官製談合4月22日 (水)殺傷能力ある武器の輸出解禁陸自の砲弾が暴発、3人死亡黄砂が飛来、健康面にも注意4月21日 (火)震度5強 東北などで津波観測燃油サーチャージ増額 前倒し冷凍食品消費 1人年約25キロ4月20日 (月)高齢者運転、目立つ操作ミス仙台市中心部にクマ出没ロボット、人間の記録を更新トップニューストップページへ「国家情報会議」「情報局」設置法案が衆院通過 今国会で成立見通し13:50「水増し」と「錯覚」の日経平均6万円 暮らしの豊かさは置き去りか11:31水俣病認定訴訟、二審も棄却 原告7人全員を患者と認めず 福岡高裁14:02DV避難先に加害者「3年潜伏」 2児殺害事件、母と父に何が12:00岩手・大槌の山林火災、200ヘクタール焼損 1884人に避難指示12:40金の延べ棒、商品券… 関電の金品受領問題、元役員らを法廷で尋問へ12:00