朝日新聞記事現場から2026年4月24日 7時00分有料記事瀬戸口和秀 中高一貫校の3学年上で、同じ柔道部の先輩だった下浦善弘さんは、あこがれの存在だった。勉強ができ、柔道も強い。常に周りに気を配り、困っている部員がいれば、さりげなく手を差し伸べる。「人としてお手本のよう」。前中夕紀さん(38)は、ずっとそう思っていた。 あの事故が起きたのは高校3年の春。2005年4月25日、兵庫県尼崎市のJR宝塚線(福知山線)で快速電車が脱線して線路脇のマンションに突っ込み、107人が死亡した。災害看護サークルの学生たちと話す前中夕紀さん=2026年4月14日、大阪市北区、木子慎太郎撮影 「下浦先輩が亡くなったらしい」。数日後、登校中に友人から知らされた。頭の中が真っ白になり、教室で机に突っ伏して泣いた。 下浦さんはそのとき、20歳で大学3年生。公務員をめざし、試験勉強をしていたという。通夜で久しぶりに対面した先輩は穏やかな顔で、実感がわかなかった。下浦善弘さん 「亡くなるなんて、1ミリも思っていなかった」。あすがいきなり断たれることを痛感し、これからの人生で、自分はどのような道を歩むべきか考えた。 事故や災害で危険にさらされ…関連トピック・ジャンル関連ニュースこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ4月24日 (金)国家情報会議の法案 衆院通過日経平均 一時初の6万円台岩手県大槌町で山林火災4月23日 (木)認知症の行方不明者 年々増加柚木麻子さんが出版権を移動首都高の清掃めぐり官製談合4月22日 (水)殺傷能力ある武器の輸出解禁陸自の砲弾が暴発、3人死亡黄砂が飛来、健康面にも注意4月21日 (火)震度5強 東北などで津波観測燃油サーチャージ増額 前倒し冷凍食品消費 1人年約25キロトップニューストップページへ逮捕の母親「就寝中に首締めた」福岡2児死亡、隠れ同居の父親は釈放5:00羽生善治九段、藤井聡太棋聖への挑戦まであと1勝 公式戦8連勝19:24「AI法で悪質な事業者に罰則を」 自民提言、知的財産の侵害相次ぎ21:00イラン体制の内幕、強硬派が実権 最高指導者はどこに? NYT報道6:00昨年は市面積の1割を焼く 岩手で相次ぐ山林火災、相違点と共通点は6:00大谷翔平が目の前にいても… スマホ禁止の祭典で気づいた現地の感動6:00