朝日新聞記事2026年4月24日 9時52分遠藤美波大阪地裁に向かう原告と弁護団=2026年4月24日午前8時48分、大阪市北区、遠藤美波撮影 関西電力の元役員らが原発立地自治体の元助役から多額の金品を受け取るなどした問題で、関電と株主が旧経営陣6人に損害賠償を求めた訴訟の本人尋問が24日午前、大阪地裁で始まった。 この日、尋問を受けるのは、関電の森詳介元会長と豊松秀己元副社長。金品受領問題をめぐり、関電の旧経営陣に対する尋問は初めて。 関電では、4基の原発がある福井県高浜町の元助役・森山栄治氏(故人)から、当時の役員らが金品を受け取っていた問題が2019年に発覚した。現金1千万円、金の延べ棒も… 第三者委員会の調査結果によると、元幹部ら計83人が、現金や商品券、金貨など総額約3億7千万円相当を受け取っていた。金品の中には、1千万円の現金や、1キロの金の延べ棒もあったという。 調査では、東日本大震災後の電気料金値上げに伴ってカットされた元役員らの役員報酬の一部が、退任後に嘱託報酬の形で補塡(ほてん)されていたことも判明した。 一連の問題で、元役員らは刑事責任を問われなかった。しかし、関電が20年に森元会長ら旧経営陣6人に損害賠償を求めて大阪地裁に提訴し、一部の株主も現旧経営陣22人に損害賠償を求める裁判を起こした。森元会長ら旧経営陣6人については二つの裁判が併合されている。元役員ら「預かっていただけ」と反論 元役員らは裁判で、受け取った金品について「預かっていただけで返還するつもりだった」と主張。退任後の嘱託報酬については「職務に見合った報酬で、損失補塡ではない」などと反論している。 元役員らへの尋問は5月11、14日にも予定されていて、白井良平元取締役、八木誠元会長、岩根茂樹元社長、八嶋康博元取締役の計4人が出廷する予定だ。関西電力の一連の問題をめぐる主な経緯1987年 福井県高浜町の元助役(故人)が関電幹部に金品を配り始める2011年 東京電力・福島第一原発事故。その後、金品提供額が急増2018年1月 金沢国税局が元助役の関連会社に税務調査2019年9月 金品受領問題が報道で明るみに2020年3月 第三者委の調査報告書が公表。役員報酬の補塡(ほてん)問題が発覚2020年6月 関電が元役員らを大阪地裁に提訴。同月、株主側も提訴2021年11月 大阪地検特捜部が元役員9人を不起訴に。その後、検察審査会の議決を経て、全員の不起訴処分が確定※第三者委員会の認定などから作成関連トピック・ジャンル関連ニュースこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ4月24日 (金)国家情報会議の法案 衆院通過日経平均 一時初の6万円台岩手県大槌町で山林火災4月23日 (木)認知症の行方不明者 年々増加柚木麻子さんが出版権を移動首都高の清掃めぐり官製談合4月22日 (水)殺傷能力ある武器の輸出解禁陸自の砲弾が暴発、3人死亡黄砂が飛来、健康面にも注意4月21日 (火)震度5強 東北などで津波観測燃油サーチャージ増額 前倒し冷凍食品消費 1人年約25キロトップニューストップページへ逮捕の母親「就寝中に首締めた」福岡2児死亡、隠れ同居の父親は釈放5:00イスラエルとレバノンの停戦、3週間延長 トランプ大統領が発表7:33イラン体制の内幕、強硬派が実権 最高指導者はどこに? NYT報道6:00首相の衆院解散権、「制限したほうがよい」54% 朝日世論調査6:00iPS製品は普及するか、戦略見直す企業も 教訓から描く20年先8:00蛭子能収さんの異変、気づいたマネジャー 認知症と共に歩む「友達」6:59