2026年4月23日 8時00分有料記事南日慶子男性の両親は「息子の死の原因が会社での過重労働であると明らかになったと受け止めている」と語った=2026年4月22日、東京・霞が関、南日慶子撮影 うつ病とみられる症状を発症し、自死した大塚製薬の男性社員(当時31)の労災を認めなかったのは不当だとして、遺族が国に取り消しを求めた訴訟があり、東京地裁(須賀康太郎裁判長)は業務との因果関係を認め、処分を取り消した。 判決は15日付。遺族と代理人弁護士が22日、会見した。訴状によると、男性は2016年11月、長崎出張所に配属された。翌年に人員が減り、業務量が増えた後の18年4月に自死した。直前に会話がかみ合わないなどうつ病とみられる症状があったという。 判決では、発症前の6カ月間に時間外労働が約86時間にのぼる月があったほか、12日間以上の連続勤務が3回あり、18年3月に20日間の連続勤務をした直後に発症したと認定。これらが「時期的に重複ないし近接して」起きていたなどとし、総合的な判断で心理的負荷を「強」として、業務が原因と認めた。 弁護士らによると、男性は営業職で外回りも多く、実際の労働時間にかかわらず所定労働時間を働いたとみなす「事業場外みなし労働時間制」で働いていた。労働時間は午前9時~午後5時半とされ、会社は実労働時間を把握していなかったという。 大塚製薬は「当社従業員が亡くなられた事実につきまして重く受け止めております。改めてご本人のご冥福を心よりお祈り申し上げます」などとコメントした。■スマホの歩数計を頼りに……この記事を書いた人南日慶子経済部専門・関心分野働き方・労働、子育て、ジェンダー、ポッドキャスト関連トピック・ジャンルこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ4月23日 (木)認知症の行方不明者 年々増加柚木麻子さんが出版権を移動首都高の清掃めぐり官製談合4月22日 (水)殺傷能力ある武器の輸出解禁陸自の砲弾が暴発、3人死亡黄砂が飛来、健康面にも注意4月21日 (火)震度5強 東北などで津波観測燃油サーチャージ増額 前倒し冷凍食品消費 1人年約25キロ4月20日 (月)高齢者運転、目立つ操作ミス仙台市中心部にクマ出没ロボット、人間の記録を更新トップニューストップページへイランがホルムズ海峡で2隻拿捕 米の停戦延長表明に「求めてない」20:50契約終了、柚木麻子さんだけでなく 新潮社への抗議デモに作家の姿も18:00海外旅行、行けるうちに GW予約はコロナ禍後最多、中東の影響は?5:00京都の男児遺体、捜査でわかったことと残る謎 父親逮捕から1週間5:00原油高騰、食品の包装材も値上げ 「包まない」「容器を持参」動きも6:00日本上陸20年目のIKEA 都心のSCシフトで王者ニトリと激突5:00