深掘り2026年4月27日 6時00分有料記事植松敬 千葉県で外国人の不法就労者数が高止まりしている。出入国在留管理庁のまとめでは、都道府県別で千葉は2015年以降、10年間ワースト1位か2位に入った。その原因を検証すると、外国人の労働力に依存した地域経済の実態が浮かび上がる。隣の茨城県では、不法就労者を雇う事業者などを通報し、検挙につながれば報奨金が与えられる制度も準備が進み、賛否を呼ぶ。千葉では現状にどう向き合えばいいのか。 昨年6月、旭市議会の遠藤保明市議は、在留期限を過ぎたタイ人らに農作業をさせたとして、千葉地裁で、出入国管理法違反(不法就労助長)の罪で懲役1年執行猶予3年、罰金70万円の判決を言い渡された。 判決は、刑事責任に触れる一方、犯行に及んだ背景には人手不足があったとし、「もっぱら地域農業の継続のためで、多額の利益を得ていたとは認められない」とも指摘した。 遠藤市議は事件後も市議を続け、昨年12月の市議選で再選した。取材に「繁忙期に外国人らが飛び込みで来た。在留資格の確認をしなかった自分が甘かった」と述べた上で、「一定規模以上の農家は、繁忙期は外国人に頼らなければやっていけない」と口にした。茨城と千葉でワースト1、2位 全国の約4割 出入国在留管理庁が公表する入管白書によると、2015年以降、千葉県の不法就労者数は800~2200人ほどで推移している。24年は2257人で、茨城県の3452人に続き全国で2番目に多かった。15年からは千葉と茨城が入れ替わりで1位と2位で、24年は全国の不法就労のうち約4割を両県が占めた。千葉県で確認された外国人の不法就労者数のグラフ 出入国在留管理庁は、両県で不法就労が多い理由を明確には分析できていないという。ただ、担当者は、千葉は25年末時点で在留外国人が25万9663人と多く、東京からのアクセスが良い上に農業などの一次産業が盛んであることを挙げ、「複数の要因が絡み合っていると考えられる」とした。 不法就労者を産業別でみると…関連トピック・ジャンルこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ4月27日 (月)トランプ氏出席の会で銃声史上最悪の原発事故 40年に日本の四季 進む「二季化」4月26日 (日)資本金の壁 料理店に影響JR宝塚線脱線から21年子ども用いすの著作権認めず4月25日 (土)新型AIは「今そこにある危機」性暴力の教職員 懲戒免職に接続遮断 将来の導入否定せず4月24日 (金)国家情報会議の法案 衆院通過日経平均 一時初の6万円台岩手県大槌町で山林火災トップニューストップページへ北海道浦幌町で最大震度5強の地震 津波の心配なし5:49トランプ氏近辺を狙う事件、2年で3回 「分断」の下ではびこる暴力18:30男子マラソンで世界新記録 ケニアのサウェが初の2時間切り21:50自民推薦の伊藤氏再選、前衆院議員の谷田川氏落選 千葉・香取市長選23:15ロシアと北朝鮮が5カ年の軍事協力計画へ 侵攻への支援拡大の布石か3:02竹下景子さん、水俣の一枚に衝撃 「私は今まで何をしてきたのか」15:00