毎日新聞 2026/4/27 06:45(最終更新 4/27 06:45) 1180文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷金子直紀さん=大阪市北区で2026年3月17日午後4時56分、面川美栄撮影 パキスタンのパハール岩塩、イスラエルの死海産湖塩(こえん)、米・ハワイのアラエア火山赤土塩――。「塩にこだわる店」として大阪市北区で営業するビストロ「スペースリング」の店内には、白やピンク、茶、黒色などの塩が詰まったガラス瓶がずらりと並ぶ。その数は200種類以上に上る。 幼い頃から料理上手の母の隣で台所に立ち、一緒に料理をするのが好きだった。台所には多様な調味料が並び、塩だけでも、料理によって焼き塩や粗塩など4種類ほどを使い分けていたという。おのずと味覚も敏感になっていった。Advertisement 調理師専門学校を卒業後、後に料理長を務めた仏料理のレストランウエディングでは、料理に「フルール・ド・セル(塩の花)」と呼ばれる南仏の塩を使った。肉料理の仕上げに振られた粗めの塩は、肉の温度と口に入れた時の体温でゆっくり溶けていく。「この肉にはこの塩が合うんだな」と塩を使い分ける大切さを実感した。 「自分がおいしいと思う塩の使い分け方が、もっとあるはず」。29歳の時に、塩にこだわった店をオープンした。 塩についてさらに調べていくうちに、海水塩のほか湖塩や日本にはない岩塩など、さまざまな種類があることを知った。また、塩の形や製法もさまざまだ。「すごく面白いな」と、塩の魅力に引き込まれていった。金子直紀さん=大阪市北区で2026年3月17日午後4時54分、面川美栄撮影 国内の製塩所を訪ねたり、オンラインで購入したりして、開店当初は約50種類だった塩の種類は200種類以上に増えた。その中でも特にひかれたのは、アフリカ北東部・ジブチにあるアッサル湖の塩だ。世界一塩分濃度が高い湖で「味にすごくパンチがある」。「パール塩」とも呼ばれる丸い形が特徴で、野菜を煮る時やブイヤベースなどの魚料理に合うという。 店では、塩に合う創作料理を提供する。人気メニューはフライドポテトで、オーダーすると、約50種類の塩が置かれたセルフコーナーから6種類を選んで味の違いを楽しめる。また、2億年前の岩塩を使った和牛のあぶり焼きなども看板商品の一つだ。 甲殻類を使った料理などに合うという中国の「マグマの塩」は、1粒で硫黄の香りが口に広がり、食べた来店客は「すごい」と目を見開くという。金子さんは「そういう様子を見て、お客さんに楽しんでもらえていると思うとすごくうれしい」と笑う。 店内には、約30種類の塩が販売されているほか、店内にあるそれぞれの塩を紹介する「SALT LIST」も席に置く。金子さんは「新しい塩や特色のある塩があれば仕入れ、おいしい塩を広めていきたい」と、今後も世界中の塩を探し求めるつもりだ。【面川美栄】かねこ・なおき 1978年生まれ、神戸市北区出身。神戸国際調理師専門学校(現・神戸国際調理製菓専門学校)卒。すし店や社員食堂でも腕を磨いた。店名には「いろいろな人に来てほしい」との思いが込められている。好きな塩は、完全天日塩とハーブソルト。あわせて読みたいAdvertisement1時間24時間SNSスポニチのアクセスランキング1時間24時間1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>