燃料漏れで出火 掃海艇 「うくしま」火災・沈没事故で調査結果公表

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2026年4月24日 15時22分矢島大輔火災のあった海上自衛隊の掃海艇「うくしま」(手前)=2024年11月10日午後3時52分、福岡県宗像市沖、朝日新聞社ヘリから、日吉健吾撮影 海上自衛隊の掃海艇「うくしま」が火災で沈没した事故で、海上自衛隊は24日、事故調査結果を公表した。燃料漏れによるエンジン排気管での出火と、電源が喪失して消火活動が困難になったことなどが主な原因とした。 火災は2024年11月10日、訓練に向かう途中の福岡県宗像市沖で発生。火元はうくしまの船底に近いエンジンルームで、初期消火にあたった機関員(当時33)が死亡した。その後に艦内ではいったん「火災鎮圧」と判断したが、再び燃え上がり、乗組員が別の船に避難した後の翌11日に沈没した。 報告書では、燃料が油管の接合部から漏れ出し、高温のエンジンの排気管と接触して発火したと推定した。直後に黒煙で配電盤がショートして電源も喪失。艦内マイクや消火用の海水ポンプが使えなくなり、遠隔操作でのエンジンや燃料供給の停止ができなかったという。 「海の地雷」といわれる機雷を処分する掃海艇特有の事情があったことも指摘。機雷は磁気に反応して爆発するため、掃海艇の多くが木製で、うくしまもそうだった。鉄製と比べて船体の深部に火だねが残っていても気づきにくく、「火災鎮圧」の誤判断につながった。 掃海艇は護衛艦と比べて小型でスペースが限られ、予備の電源装置も置けなかったという。 再発防止策として、掃海艇の油管接合部の改修や、燃えやすい木製の船体の特性を踏まえた消火要領の検討、電源喪失時に対応した訓練の実施などを挙げた。 進水から23年のうくしまは事故当時、掃海艦艇全18隻の中で3番目に古かった。139億円で建造され、沈没による引き揚げなどの費用に44億円がかかった。自衛隊の艦艇が火災により沈没するのは58年ぶりだった。関連トピック・ジャンルこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ4月24日 (金)国家情報会議の法案 衆院通過日経平均 一時初の6万円台岩手県大槌町で山林火災4月23日 (木)認知症の行方不明者 年々増加柚木麻子さんが出版権を移動首都高の清掃めぐり官製談合4月22日 (水)殺傷能力ある武器の輸出解禁陸自の砲弾が暴発、3人死亡黄砂が飛来、健康面にも注意4月21日 (火)震度5強 東北などで津波観測燃油サーチャージ増額 前倒し冷凍食品消費 1人年約25キロトップニューストップページへ首相の衆院解散権、「制限したほうがよい」54% 朝日世論調査6:00米メタとマイクロソフト、相次ぎ大規模人員削減 「人よりAI」鮮明13:50ベネズエラ攻撃、オンライン賭博で40万ドル利益 米兵が機密を流用12:30米ZOOM社に1億6千万円賠償命令 ズーム社が「商標権侵害」訴え13:42豪州産牛肉を「国産」などと表示 「オリンピック」に再発防止指示14:00蛭子能収さんの異変、気づいたマネジャー 認知症と共に歩む「友達」6:59