福井事件で再審無罪の前川さん「奪われたのは…」 刑事補償を請求へ

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2026年4月28日 11時00分有料記事荻原千明 福井市で1986年に起きた女子中学生殺害事件(福井事件)で、昨夏に再審無罪が確定した前川彰司さん(60)が28日午後、計約8年8カ月にわたり不当に身体を拘束されたとして、約4千万円の刑事補償を国が支払うよう福井地裁に求める。再審無罪となり、刑事補償請求をする前川彰司さん=2026年4月22日、福井市、荻原千明撮影 前川さんは事件から約1年後の87年3月29日、殺人容疑で福井県警に逮捕された。90年9月に一審・福井地裁で無罪判決を受けて釈放されたが、二審・名古屋高裁金沢支部は懲役7年の逆転有罪判決を下し、最高裁で確定。97年12月~2003年3月、刑に服した。 前川さんによると、金沢刑務所に入所後、精神に変調をきたして岡崎医療刑務所(愛知)に移った。極度のストレスや人間不信などの重圧があり、経済的損害と精神的損失は甚大だとして、法定上限の1日あたり1万2500円を請求するという。「世の中に背を向けられ続けた」前川さん 前川彰司さんはパソコンを使えない。 裁判所に提出する刑事補償請求書は、リポート用紙9枚に手書きした。身体拘束の日数は、うるう年を調べてスマホの電卓で計算した。前川彰司さんが書き上げた刑事補償請求書=2026年4月22日、福井市、荻原千明撮影 インターネットが普及し始めた1990年代後半から服役した。心のバランスを崩し、出所後は精神科病院に入退院を繰り返した。 学ぶ機会を逃したまま、再審無罪が確定したときには還暦を迎えていた。 奪われたのは、留置場や刑務所に収容されていた時間だけではない。前川さんはそう感じている。 裁判をやり直す再審を求め、逮捕から雪冤(せつえん)までに38年。 一貫して無実を主張し続けていたのに、世の中にずっと背を向けられていると感じてきた。「それが何よりも、俺を苦しめた」 3100日余りに及ぶ拘束が始まったのは、1987年3月のことだった。 バラエティー番組「夕やけニ…関連トピック・ジャンルこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ4月28日 (火)NPT再検討会議 はじまる後発地震注意情報は終了バスや水道に中東情勢の影4月27日 (月)トランプ氏出席の会で銃声史上最悪の原発事故 40年に日本の四季 進む「二季化」4月26日 (日)資本金の壁 料理店に影響JR宝塚線脱線から21年子ども用いすの著作権認めず4月25日 (土)新型AIは「今そこにある危機」性暴力の教職員 懲戒免職に接続遮断 将来の導入否定せずトップニューストップページへトランプ政権、全米科学財団の理事を全員解任 独立性を脅かす懸念も7:00【LIVE中継】りくりゅう引退会見「最高のパートナーに出会えた」11:13福井事件で再審無罪の前川さん「奪われたのは…」 刑事補償を請求へ11:00中国勢に奪われたホンダのEV主戦場 価格も技術もかなわず逆転許す6:00人選から透ける安保政策の方向性は?安保3文書の有識者会議始まる7:00無名の79歳新人に5千票の衝撃 当選しても重苦しかった市長陣営21:00