2026年3月3日 20時20分遠藤花広島地方裁判所=広島市中区 広島市内の顧客宅から現金計約2600万円を盗み、放火したとして、強盗殺人未遂罪などに問われた元野村証券社員の梶原優星被告(30)=神奈川県葉山町=の裁判員裁判の判決公判が3日、広島地裁であった。角谷比呂美裁判長は、懲役18年(求刑懲役20年)の判決を言い渡した。 判決によると、被告は2024年7月22~24日、広島市西区の80代女性顧客の自宅から約800万円を盗んだ。さらに同28日には、女性に睡眠薬をアルコールとともに飲ませて現金約1800万円を盗み、寝室の押し入れの布に火をつけた。女性は避難して無事だった。 弁護側は、火をつけたのは証拠隠滅のためで殺意はなかったとして、強盗殺人未遂罪については無罪を主張した。判決は、昏睡(こんすい)状態に陥った女性が寝ていた寝室内に放火したことについて「炎や充満した煙などにより、死亡させる危険性が高いことは明らか」として、主張を退けた。 角谷裁判長は、被告は投機性の高いバイナリーオプション取引で多額の損失を抱えていたため、現金を盗むなどしたと指摘。「あまりに短絡的で身勝手。大手証券会社の営業担当者として、顧客の財産状況を把握し、自宅などに出入りできる立場を利用し、顧客の信頼を裏切った点も悪質」とした。 事件を受け、野村証券は個人向け資産管理部門の社員が顧客宅を訪れる際は、上司が同席するなどの再発防止策を講じた。今年に入ってからは、富裕層を顧客にもつ社員に対して、借金の状況などがわかる信用情報の提出を求めている。 野村証券は判決を受け、「被害にあわれたお客様および関係するすべての皆様に多大なるご迷惑とご心配をおかけしていることを深くおわびします。お客様の大切な資産をお預かりする金融機関として二度とあってはならないと、重く受け止めています」などとコメントした。【スタンダードコース|デジタルのみ】今なら4カ月間月額200円で読み放題/再入会は500円!詳しくはこちら【ダブルコース半年割|宅配購読者限定】今だけ超特価!はじめの4カ月間は月額100円!詳しくはこちらこの記事を書いた人遠藤花広島総局|事件・司法担当専門・関心分野子ども、教育、性暴力、虐待、ジェンダー関連トピック・ジャンルこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ3月3日 (火)原油価格、一時12%急騰ハメネイ師の居場所特定 なぜ大江健三郎の未発表小説発見3月2日 (月)イラン最高指導者 殺害される商船三井 ホルムズ海峡足止め節約志向 落ち込む肉消費3月1日 (日)米・イスラエル、イラン攻撃クリントン氏「犯罪知らず」名鉄百貨店本店が閉店2月28日 (土)消費減税法案 今秋の提出意欲ワーナー争奪戦 ネトフリ撤退天皇陛下がWBC観戦へトップニューストップページへ核のごみ処分場、南鳥島での第1段階の調査を申し入れ 経産省17:15エプスタイン文書記載の伊藤穣一氏 小野田科技相「聞き取りを検討」19:09「早く検討せよ」国有地価格の減額迫る森友学園 財務省が文書開示19:15流通経済大のサッカー部員が違法薬物使用か 無期限の活動停止処分に19:45ニデック、減損2500億円の恐れ 不正で第三者委「永守氏も容認」19:16今夜は皆既月食 午後8時から約1時間、ひな祭りを彩る赤銅色に12:30