視点・解説2026年3月4日 11時13分有料記事世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の本部=2025年3月25日午後、東京都渋谷区、小宮健撮影 世界平和統一家庭連合(旧統一教会)に対し、東京高裁が解散を命じました。解散によって教団はどう変化し、被害者の救済はどうなるのか。そもそも旧統一教会の問題とは。ポイントをQ&A形式でお届けします。この記事が解説するポイント①なぜ解散命令が請求されたのか②解散命令で教団はどうなるか③宗教法人への解散命令、過去の事例は④旧統一教会の問題とは⑤教団と政治の関係は①なぜ解散命令が請求されたのか 2022年7月に安倍晋三元首相が銃撃された。容疑者の母親が教団の信者であり、教団への恨みが犯行の動機だったことが報じられると、高額献金などによる被害の問題が注目された。 宗教法人法は「法令に違反して、著しく公共の福祉を害すると明らかに認められる」場合に、裁判所は宗教法人に解散を命じることができると定めている。 教団に関する調査を進めた文部科学省は、高額の献金や物品購入をさせられた被害者が1980年代以降に1500人以上確認され、金額も200億円余りに上り、解散命令の要件にあてはまると判断。23年10月に解散命令を東京地裁に請求し、非公開の審理が進められた。 25年3月、東京地裁は文科省の主張を全面的に認め、教団に解散を命じた。約40年にわたって高額献金などで甚大な被害が生じ、問題は大きく改善されていないなどと判断した。 これに対し、教団は東京高裁に不服を申し立てた。高裁の審理は現役信者の証人尋問などを経て、昨年11月に終結していた。②解散命令で教団はどうなるか 高裁が解散命令を支持したことで、命令の効力が生じて「清算手続き」が始まる。裁判所が選んだ「清算人」が教団の財産を管理し、献金被害者らにお金を返す作業だ。 清算人はまず、教団の財務諸表や通帳をもとに教団の全ての財産を調べ、売却などを進める。高額献金の被害者からの申告を呼びかけ、教団の財産を使ってお金を返していく。 教団による献金被害などは数十年前から生じていた。数多くの被害者の状況を清算人が把握、確認してお金を返すのは、非常に手間のかかる作業になりそうだ。年単位の時間がかかるとみる声もある。 解散命令により、教団は宗教…【スタンダードコース|デジタルのみ】今なら4カ月間月額200円で読み放題/再入会は500円!詳しくはこちら【ダブルコース半年割|宅配購読者限定】今だけ超特価!はじめの4カ月間は月額100円!詳しくはこちら関連トピック・ジャンルこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ3月4日 (水)対イラン攻撃 長期化を辞さず南鳥島で核ごみ調査申し入れ女性7割「性的からかい」経験3月3日 (火)原油価格、一時12%急騰ハメネイ師の居場所特定 なぜ大江健三郎の未発表小説発見3月2日 (月)イラン最高指導者 殺害される商船三井 ホルムズ海峡足止め節約志向 落ち込む肉消費3月1日 (日)米・イスラエル、イラン攻撃クリントン氏「犯罪知らず」名鉄百貨店本店が閉店トップニューストップページへ民間ロケット「カイロス」、直前で打ち上げ延期 スペースワンが発表11:27日経平均、一時2100円安の5万4000円台 中東情勢で3日続落11:19防衛省、硫黄島機能強化を検討 小笠原諸島に防空識別圏の設定案も6:00独自米イスラエル、ハメネイ師後継を選出する会議中に攻撃か イラン報道3:00高木美帆が引退を表明 「スケート人生の一区切り」とインスタに投稿8:50「お代は後でいい」予約なしで満席に 航空会社長が震災翌日に決断9:01