Microsoftは現在、Windows 11のスタートメニューに対して新たなカスタマイズ機能を準備していると伝えられています。カスタマイズ機能は、長年ユーザーから寄せられてきた不満に応えるもので、より柔軟な設定が可能になる見込みです。Windows 11では2025年末ごろから新しいスタートメニューが導入されましたが、画面に対して大きすぎたり、Windowsが自動生成する「カテゴリ」を編集できなかったりと、使い勝手に課題を感じる場面が少なくありませんでした。こうした声はコミュニティでも多く、改善を求めるフィードバックが増えていたようです。Microsoftが公開した「実験的スタートメニュー」デザインWindows Latestが報じたところによると、Microsoftはこれまでに少なくとも5種類のスタートメニュー案を内部で試していたとのこと。デザインチームはSNS上で、これらのプロトタイプを改めて共有し、ユーザーの反応を伺っています。これらの案は製品化には至らなかったものの、Microsoftがスタートメニューの改善に継続的に取り組んでいることを示す材料となりました。Microsoftのデザイン部門トップであるMarch Rogers氏は、X(旧Twitter)で次のようにコメントしています。Some behind the scenes info on the new Start menu design. We listened to customers and made it easier to get to your apps. We're working on additional customization options right now.新しいスタートメニューのデザインに関する舞台裏の情報です。お客様の声を聞き、アプリにアクセスしやすくしました。現在、追加のカスタマイズオプションに取り組んでいるところです。大規模な刷新というよりは、既存のレイアウトをより柔軟に扱えるようにする方向性のようです。特に不満が多い「カテゴリ」機能の改善に期待現行のWindows 11では、スタートメニュー内のアプリが自動的にカテゴリ分けされます。しかし、この分類はユーザーが編集できず、意図しないアプリが「その他」に入ってしまうなど、使い勝手に難があるとの声が多く寄せられています。カテゴリ分けは、約15MBのJSONファイルをもとにローカルで処理されており、アプリのパッケージ情報に依存する仕組みです。そのため、分類がうまくいかないケースも発生しやすい状況です。今回のアップデートで、カテゴリの編集や制御が可能になる可能性が高く、ユーザー体験の改善が期待されています。パフォーマンス改善も進行中Microsoftはスタートメニューの内部構造をReact NativeからWinUIへ移行する計画も進めています。これにより、表示の遅延が減り、全体的な動作が軽快になると見られています。さらに、Zac Bowden氏の情報によれば、スタートメニューのサイズを手動で変更できる機能も検討されているとのことです。Scoop: Microsoft is working on major upgrades to the Start menu on Windows 11 that enable new customization options along with performance improvements that will keep the menu responsive even under heavy load.I hear that the new WinUI 3 Start menu that's in the works will…— Zac Bowden (@zacbowden) April 17, 2026 現時点では、これらの改善がいつ一般ユーザーに提供されるかは明らかになっていません。ただ、Microsoftが積極的に情報を共有し始めたことから、近い将来のアップデートで段階的に実装される可能性が高いと考えられます。