日本で唯一サラブレッド育てる高校 「馬漬け」生活 それぞれの理由

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現場から2026年4月17日 6時00分有料記事鈴木優香飼育する「キスアンドクライ」を丁寧にブラッシングをする塚原駿太さん=2025年12月7日午前9時54分、静内農業高校、鈴木優香撮影 どこまでも広がる空。吹き抜ける風。 札幌市中心部からバスとタクシーを乗り継ぐこと3時間。北海道静内農業高校(静農)は、日本で生まれるサラブレッドの8割を送り出す日高地方にある。日本で唯一サラブレッドを生産し、せりにまで出す高校だ。 馬小屋の前にライトブルーのつなぎを着た生徒がずらりと並んだ。 中央に立つのは馬だ。馬学の授業で飼育する馬「キスアンドクライ」の立たせ方にアドバイスをする生徒たち=2025年12月4日午前11時57分、静内農業高校、鈴木優香撮影 「脚、逆~。あー惜しい!」 「もうちょっと脚幅、狭い方がいいな」 生徒たちは、生まれたときから成長を側で見守ってきた2頭が、夏以降のせりで高い値がつくよう、立たせ方を繰り返し練習する。 サラブレッドの一大産地、北海道日高地方の農業高校に集まる馬好き高校生たちの夢を追いました。東京の親元を離れ、見つけた夢 馬を引いていた塚原駿太さん(17)は、東京都八王子市出身。乗馬好きの両親に連れられ、5歳から週6日で近所の乗馬クラブに通っていた。 馬は好きだった。なんとなく動物関係の仕事に就きたいが、行きたい高校もなく、夢もなかった。そんな時、親から紹介されたのが静農だった。 入学後は授業でも馬、部活も馬術部で馬づけの日々だ。 地元の大会では優勝し「うまい方だな」と思っていた乗馬も、もっと上手な生徒がごろごろいた。なんとか「ベンチ入り」はしたが、目標にしていた全国大会への出場はまだできていない。飼育する「キスアンドクライ」にまたがる塚原駿太さん=2025年12月7日午前9時4分、静内農業高校、鈴木優香撮影 馬の世話は重労働だ。厩舎(きゅうしゃ)内の馬房(ばぼう)の掃除や餌やりは、乗馬クラブでは経験することがなかった。早起きは欠かせないし、「起きられない」と弱音は吐けない。 それでも、この生活が好きだ。東京の親元から離れて2年。暮らした寮は老朽化にともない閉鎖。4月からは、すでに鉄道は廃止となっている旧静内駅前の旅館で下宿生活が始まった。 東京にいた時は、「親に言われるがままにやってきた」と言う。どこかで「自立しなきゃ」と思っていた。でも、今は自分で決めた夢がある。 それは動物の看護師になるこ…この記事を書いた人鈴木優香北海道報道センター|道政・教育・文化担当専門・関心分野農業、食、動物、移住、多文化共生関連トピック・ジャンルこんな特集も教育情報(PR)注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ4月17日 (金)熊本地震から10年京都の男児死亡、父親を逮捕ドクターイエロー 後継を発表4月16日 (木)皇位継承の議論 1年ぶり再開インバウンド最多 4282万人ディズニーシー 挑むクルーズ4月15日 (水)京都の11歳男児、遺体で発見国歌「政治的行為でない」「物価の優等生」卵が高騰4月14日 (火)核ごみ処分場 文献調査を容認「米がホルムズ封鎖」 13日から長期金利 27年ぶり高水準トップニューストップページへ「息子がいない」と通報、捜索で「お願い」 逮捕された父親の3週間17:19イスラエルとレバノン「10日間停戦で合意」 トランプ氏が投稿3:32サンリオ常務、不適切報酬の疑い 数年にわたり数億円 会社が調査20:30ドクターイエロー引き継ぐ「ドクターS」 営業車との二刀流で活躍17:33自民党大会の自衛隊員の国歌歌唱、何が問題?一橋大の江藤教授に聞く6:00「圧倒的に面白いキャラ」の前市長 市職員が矢面に、相次いだ退職17:00