毎日新聞 2026/4/19 06:00(最終更新 4/19 06:00) 有料記事 2008文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷「匠の学舎」の卒業式後、3年間の思い出を語り合う創立者の白川勝さん(中央)と卒業生の松尾暖さん(右)、田尾隼さん=香川県丸亀市で2026年3月8日、大西岳彦撮影 毎年の春、10代後半の若者たちが建築職人として巣立つ姿に「高校に行けず、行き場のなかった子らがよくここまで」と涙があふれそうになる。 2026年3月8日、建築職人育成校「匠(たくみ)の学舎(まなびや)」(香川県琴平町)の卒業式後に開かれた食事会でもそうだった。壇上に立った同校創立者の白川勝さん(71)は「職人の卵として旅立っていってくれることを非常に感謝いたします」とはなむけの言葉を途切れ途切れに語りかけた。 同校は一般社団法人の県認定職業訓練校。高校生と同年代の生徒が3年間、建築を座学や現場実習を通して学ぶ。一般教科の授業もあり、高卒資格も取得できる。中卒や高校を中退した子どもたちを対象に、教育も施す職業訓練校は全国でも珍しい。 学校法人ではないが、独特のカリキュラムは県の教育界からも評価されている。この日の卒業式には県教育長から「ここで学んだことを誇りに思って、培った力をこれからの人生で存分に発揮してください」との祝電が寄せられた。 卒業生には通常、祝福の言葉が贈られるが白川さんが強調したのは「感謝」だった。なぜか。それには、建設業界一筋に生きてきた白川さんに募るある危機感が関係している。大きな企てと、無名の壁 白川さんは1954年、同県善通寺市に生まれた。3人兄弟の長男だ。型枠大工の父は66年にバイク事故で大けがをして、満足に働けなくなった。白川さんは10代前半から母を助けて一家の大黒柱となっていき、弟2人とともに一家の小さな田畑を懸命に耕した。工業高校建築科の卒業作文集には「将来、善通寺建設をつくる」と書いた。 高校卒業後は県内の工務店で現場監督の見習いを始め、他社に転職してからも多くの現場を経験した。夢をかなえたのは、元号が昭和から平成に変わる直前の89年1月5日。兄弟3人を含む約10人で善通寺市に「大企(たいき)建設」を創業し、社長になった。社名は叔父に命名してもらい、「大きな企て(計画)を持って世に出よ」というメッセージが込められた。 しかし、いきなり…この記事は有料記事です。残り1160文字(全文2008文字)あわせて読みたいAdvertisementこの記事の筆者すべて見る1時間24時間SNSスポニチのアクセスランキング1時間24時間1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>