朝日新聞記事2025年12月30日 7時00分天皇誕生日の一般参賀に集まった人たちに手を振る天皇、皇后両陛下、愛子さま、秋篠宮ご夫妻、佳子さま=2025年2月23日、皇居・宮殿、嶋田達也撮影 戦後80年を迎えた2025年、天皇、皇后両陛下は先の大戦の象徴的な場所を訪れる「慰霊の旅」を続けました。また、長女愛子さまは初めての外国公式訪問、秋篠宮家の長男悠仁さまは成年式を終えました。 2025年の皇室の活動を振り返ります。新年一般参賀で手を振る天皇、皇后両陛下=2025年1月2日午前10時15分、皇居・宮殿、上田幸一撮影 1月2日、新年一般参賀が皇居で行われ、天皇、皇后両陛下は、長女愛子さまや秋篠宮ご夫妻をはじめとする皇族方と宮殿・長和殿のベランダに立ち、参賀者に手を振って応えました。宮内庁によると6万690人が足を運びました。阪神・淡路大震災30年の追悼式典で、花束を手に祭壇に向かう天皇、皇后両陛下=2025年1月17日午後0時42分、神戸市中央区の兵庫県公館、田辺拓也撮影 1月16、17日、天皇、皇后両陛下は阪神・淡路大震災から30年になる追悼式典出席などのため、神戸市を訪問しました。両陛下は同市中央区の兵庫県公館で行われた追悼式典に臨み、天皇陛下はおことばを述べ哀悼の意を示されました。また、同館では被災地支援団体と懇談しました。大阪・関西万博の開会式に出席した天皇、皇后両陛下と秋篠宮ご夫妻=2025年4月12日、大阪市此花区の夢洲、水野義則撮影 4月12日、天皇、皇后両陛下は大阪・関西万博の開会式に出席しました。EXPOホール「シャインハット」で行われた式典で、天皇陛下はおことばを述べました。秋篠宮ご夫妻も同席し、2025年日本国際博覧会名誉総裁の秋篠宮さまが開会アクションとして手のひらを透明なパネルにかざしました。大阪・関西万博会場の「EARTH MART」に到着した天皇、皇后両陛下の長女愛子さま=2025年5月9日午後3時28分、大阪市此花区、大山貴世撮影 5月8日には両陛下の長女愛子さまが初めて大阪・関西万博会場を訪れました。「日本館」や「大屋根リング」、「電力館」などのパビリオンを視察しました。春の園遊会で、招待客らと歓談する愛子さま、佳子さま、彬子さま、承子さま。約60年ぶりに形式を大きく変更し、皇室の方々が歩く経路を一つから三つに分け、より多くの人たちと交流できるようにした=2025年4月22日、東京・元赤坂、上田幸一撮影 4月22日、天皇、皇后両陛下が主催する春の園遊会が東京・元赤坂の赤坂御苑で開かれました。より多くの招待客と交流できるよう、両陛下のほか、長女愛子さまや秋篠宮ご夫妻をはじめとする皇族方が会場内を分散して歩き、招待客と歓談しました。初日の能登半島地震の被災地訪問を終え、ホテルに到着した天皇、皇后両陛下の長女愛子さま=2025年5月18日午後8時12分、金沢市、上田幸一撮影 5月18、19の両日、両陛下の長女愛子さまは能登半島地震で被害があった石川県の被災地を訪問しました。同県七尾市の地域支え合いセンターの活動状況や同県志賀町のボランティアの受付会場などを視察しました。2025年6月4日、国立沖縄戦没者墓苑で供花した天皇、皇后両陛下と長女愛子さま=沖縄県糸満市、上田幸一撮影 6月4、5の両日、天皇、皇后両陛下と長女愛子さまは沖縄県を訪問しました。愛子さまの沖縄訪問は初めてでした。沖縄本島南部の国立沖縄戦没者墓苑(糸満市)では、供花のあとに沖縄戦の体験者らと懇談しました。サンバを披露した後、佳子さまと握手し、感極まって涙する少女とハグを交わす秋篠宮家の次女佳子さま=2025年6月13日午後4時24分、ブラジル・リオデジャネイロ、井手さゆり撮影 秋篠宮家の次女佳子さまは6月4~17日の日程でブラジルを公式訪問しました。日本とブラジルの国交関係樹立130周年と「日本ブラジル友好交流年」にあたり、ブラジル政府から招待されました。期間中、サンパウロなど計8都市を訪問。開拓先没者慰霊碑への供花、大統領への表敬訪問し、日系人と交流しました。2025年6月19日、原爆死没者慰霊碑に供花する天皇、皇后両陛下=広島市の平和記念公園、上田潤撮影 6月19、20の両日、天皇、皇后両陛下は広島県を訪問しました。即位後の両陛下の広島訪問は初めてでした。19日に原爆死没者慰霊碑に供花し、20日には広島豪雨災害の被災者らと懇談しました。帰国する政府専用機の搭乗前に、見送りの人たちに手を振る天皇、皇后両陛下=2025年7月13日午後0時18分、モンゴルのチンギス・ハーン国際空港、上田幸一撮影 7月6~13日、天皇、皇后両陛下はモンゴルを訪問しました。歴代の天皇として初の内陸アジアへの訪問になりました。滞在中、日本人死亡者慰霊碑に供花し、国民行事「ナーダム」の開会式などに出席しました。成年式で「加冠の儀」を終えた秋篠宮家の長男、悠仁さま=2025年9月6日、皇居・宮殿、嶋田達也撮影 9月6日、秋篠宮家の長男悠仁さまが成年式を迎えました。皇居・宮殿「春秋の間」では、天皇、皇后両陛下、秋篠宮ご夫妻が見守る中、「加冠の儀」が行われました。平和公園の原爆落下中心地碑に供花する天皇、皇后両陛下と愛子さま。戦後80年の戦没者慰霊と記憶継承の旅の締めくくりで、長崎県訪問は、両陛下は即位後初、愛子さまは初めて=2025年9月12日、長崎市、嶋田達也撮影 9月12日、天皇、皇后両陛下と長女愛子さまは長崎県を訪問しました。長崎市の平和公園で原爆落下中心地碑に供花しました。第79回国民スポーツ大会の開会式で、会場の人たちと一緒にタオルを掲げる天皇、皇后両陛下=2025年9月28日、滋賀県彦根市の彦根総合スポーツ公園陸上競技場、上田幸一撮影 9月28日、天皇、皇后両陛下は国民スポーツ大会の開会式に出席するため、滋賀県を訪れました。開会式会場では各都道府県の代表の入場に合わせ、笑顔で拍手を送っていました。秋の園遊会で、人間国宝(漆芸)の山岸一男さんと言葉をかわす天皇、皇后両陛下=2025年10月28日午後2時8分、東京・元赤坂、井手さゆり撮影 10月28日、天皇、皇后両陛下が主催する秋の園遊会が、東京・元赤坂の赤坂御苑で開かれました。日本中央競馬会(JRA)騎手の武豊さんら約1500人が出席しました。ラオスの民族衣装を着てトンルン国家主席を表敬訪問した天皇、皇后両陛下の長女愛子さま。初めて、皇族として公式に外国を訪問した=2025年11月18日、ラオス・ビエンチャン、吉本美奈子撮影 11月17日~22日、天皇、皇后両陛下の長女愛子さまは、ラオスを訪問しました。愛子さまの外国公式訪問は初めてでした。滞在中は要人らと相次いで面会し、晩餐(ばんさん)会と昼食会で2度あいさつしました。デフリンピック競技のオリエンテーリング男子リレーを観戦し、選手たちに「サインエール」を送る秋篠宮妃紀子さまと長男悠仁さま=2025年11月23日午前10時、東京都大島町、上田幸一撮影 11月22~23日、秋篠宮妃紀子さまと長男悠仁さまは伊豆大島(東京都大島町)を訪問しました。悠仁さまが公務で離島を訪問するのは初めてでした。滞在中、2013年の台風26号の大雨による土砂災害の慰霊碑に供花し、地場産業の椿油(つばきあぶら)製油所を視察しました。また、「第25回夏季デフリンピック東京大会」のオリエンテーリング競技を視察し、スタート地点で選手たちに手話で声援を送る「サインエール」をしました。関連ニュースこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ12月30日 (火)ニュースの要点はお休みです12月29日 (月)ニュースの要点はお休みです12月28日 (日)ニュースの要点はお休みです12月27日 (土)ニュースの要点はお休みですトップニューストップページへ「絶対捕まえる」25年前、4人の遺体に誓った刑事 世田谷一家事件6:00米国、ベネズエラの港湾施設を攻撃か トランプ氏「麻薬積載」主張6:37海老名香葉子さん死去 エッセイスト、落語家・初代林家三平さんの妻19:40aespaのニンニンさん紅白辞退 インフルエンザ感染と所属事務所22:19レーダー照射だけではなく…中国軍機が太平洋側で見せた「初」の行動6:00結婚式を心待ちにしていた「おとう」 返事はこない父へのメッセージ17:00