毎日新聞 2025/12/29 20:58(最終更新 12/29 20:58) 有料記事 1277文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷台湾空軍のF16戦闘機がとらえた中国軍の殲(せん)16戦闘機の映像=台湾軍提供 中国軍がこの時期に台湾を包囲するような大規模演習に踏み切ったのはなぜなのか。中国軍関係者はその狙いを「台湾の封鎖と外部干渉の阻止」と強調。台湾問題を巡る米国や日本の「干渉」への強いいら立ちが浮き彫りになった。 中国国営中央テレビによると、中国国防大の孟祥青教授は、今回の演習は「台湾独立派への懲罰と米国へのけん制」の意味が込められていると指摘した。 トランプ米政権は今月17日、台湾に対して過去最大規模となる総額約111億ドル(約1兆7000億円)相当の武器売却を承認したと発表したばかり。中国外務省は26日、米国の軍事関連企業20社と幹部ら10人を入国禁止などの制裁を科して強く反発していた。 中国の習近平指導部にとって、悲願である台湾統一の最大の障害は米軍の存在だ。トランプ政権の動きに神経をとがらせており、中国紙「環球時報」は「(台湾が)どれだけ武器を購入しようと、中国軍の鉄壁の前では無駄だ」と主張する専門家の意見を伝えた。 国民のナショナリズムに訴えて求心力を高めてきた習指導部としては、台湾問題で「弱腰」とみられるわけにはいかない政治的な事情がある。 ただ、演習規模をみると、過去と比べて突出しているわけではない。習指導部が本音では米国との軍事的緊張を望んでいない表れと言える。トランプ米大統領の2026年4月訪中という重要イベントを控え、中国は、米国との取引(ディール)に向け、現状の「休戦状態」(北京の外交筋)を維持することが基本路線だからだ。 そこで、習指導部は大規模演習によって国内の「ガス抜き」を図りつつ、この時期の大規模演習であれば4カ月先のトランプ氏訪中への悪影響は避けられると計算した可能性がある。 さらに、習指導部は、日中関係においても…この記事は有料記事です。残り543文字(全文1277文字)【時系列で見る】関連記事あわせて読みたいAdvertisementこの記事の特集・連載この記事の筆者すべて見る現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>