毎日新聞 2025/12/29 20:52(最終更新 12/29 21:01) 996文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷中国軍が設定した台湾周辺での軍事演習区域 中国軍で台湾方面を管轄する東部戦区は29日、台湾周辺で大規模な軍事演習を開始した。実弾射撃を伴う訓練のため、30日には指定の演習区域に船舶や航空機が入らないよう警告した。同戦区の報道官は「『台湾独立』勢力と外部の干渉勢力に対する重大な警告だ」と主張。日本や米国をけん制し、台湾の頼清徳政権を揺さぶる狙いがあるとみられる。 東部戦区の発表によると、演習は陸海空、ロケット軍などの兵力を動員し、台湾を包囲するように訓練区域が設定された。東部戦区の報道官は「制海・制空権の奪取や重要港湾の封鎖などを重点的に訓練し、艦船や航空機が多方向から台湾島に接近し、統合作戦での実戦能力を検証する」と表明した。Advertisement 中国軍は29日、多数の戦闘機や艦艇が出動し、実弾射撃を伴う訓練を行っている映像を公開。爆撃機が台湾東部の空域に展開し、太平洋上の目標への攻撃訓練も実施したという。中国海警局も台湾周辺でのパトロールを強化した。 中国軍が台湾で大規模な軍事演習を実施するのは今年4月以来。台湾の頼政権を「独立派」と敵視し、軍事的な圧力を常態化させている。今回の演習は「正義使命2025」と名付けられ、中国で台湾政策を担当する国務院台湾事務弁公室の報道官は29日の声明で「台湾は中国の台湾であり、いかなる外部勢力も介入を企てれば、中国軍の鉄壁によって必ず打ち砕かれる」と主張した。 台湾情勢を巡っては、日本の高市早苗首相による台湾有事を巡る国会答弁で日中関係が悪化。さらにトランプ米政権が最近、台湾への大規模な武器供与を承認したことにも中国側は強く反発していた。中国海軍の軍艦「安陽」を監視する台湾海軍の軍艦「田単」の乗組員=台湾軍提供 一方、台湾総統府の郭雅慧報道官は29日、中国軍が台湾周辺で大規模な軍事演習を始めたことについて「台湾海峡とインド太平洋地域の平和で安定した現状を破壊するだけでなく、国際法や国際秩序に公然と挑戦するものだ」と非難した。 国防部(国防省に相当)は29日に記者会見し、午後3時までに台湾周辺で延べ89機の中国軍機と14隻の軍艦、14隻の海警局公船の活動を確認したと明らかにした。空母は参加していないとの見方を示した。 中国軍の演習区域内には旅客機や商用船舶が利用する多くの国際航路が通っている。中国は30日に実弾演習を予定していることから、卓栄泰・行政院長(首相に相当)は関係部門に対し、航路を調整し、安全確保に当たるよう指示した。【河津啓介(北京)、林哲平】【時系列で見る】関連記事あわせて読みたいAdvertisementこの記事の特集・連載現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>