熊本・天草、自転車利用の環境整備進む ナショナルサイクルルートへ

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毎日新聞 2025/12/30 11:15(最終更新 12/30 11:15) 1010文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷「天草五橋」のうちの松島橋(5号橋)に設置された「矢羽根」と自転車のピクトグラム。良い景色を眺めながらサイクリングができる=熊本県上天草市で2025年12月22日午後4時、野呂賢治撮影 熊本県天草地域でサイクリングルート整備が進められている。地域は風光明媚(めいび)なルートが多いことから、サイクルツーリズムの適地として期待され、国や県は自転車が安全に走行できる空間づくりに力を入れている。県は国指定の「ナショナルサイクルルート」を目指しており、官民でつくる天草地域サイクルツーリズム推進協議会も「来訪者を増やし、地域活性化につなげたい」と意気込む。 天草地域は有明海や東シナ海などに囲まれ、多くの島々で構成されている。豊かな自然のほかにも世界文化遺産「長崎と天草地方のキリシタン関連遺産」などもあり、多様なルート設定ができることなどからサイクルツーリズムの適地として有望視されている。Advertisement 一方、安全に走行できる空間の整備については道半ばにあった。環境に優しく健康にも良い自転車利用を進める「自転車活用推進法」が2017年に施行されたことも背景に熊本県は20年3月、天草地域で自転車の利用環境整備を始めた。コースとなる自治体の地図を示しながら発表する木村敬知事=熊本市中央区の県庁で2025年12月24日午後1時56分、山口桂子撮影 具体的には、車道での自転車通行位置を示す「矢羽根」やピクトグラムなどがある路面を増やし、サイクリストが休憩時に利用するサイクルラックなどの設置も進めている。 県は約150キロのナショナルサイクルルートを想定する。JR三角駅(宇城市)から国道57号を通り、熊本市方面と県西部の天草地域を橋で結ぶ国道266号へ。「天草五橋」の松島橋などから見渡せる景観を楽しみつつ、国道324号を経由する。そこから天草市牛深町の牛深港まで続くルートだ。県によると、想定ルートのうち矢羽根の設置は約7割で設置が完了している。 24日には熊本県や関係市町が共同で記者会見を開き、目指すナショナルサイクルルートの名称を「あまいち」とすることなどが公表された。木村敬知事は「今後ルートを磨き上げ、天草地域が世界に誇りうる場所となるようなサイクルルートを目指したい」と意気込みを語った。【野呂賢治、山口桂子】ナショナルサイクルルート  自転車を活用して観光を盛り上げ、地域創生を図ることを目的に国が創設した制度。延長が100キロ以上あるなどサイクルツーリズムを楽める魅力があり、矢羽根も整備されて安全・快適に走行できる環境などが整っているルートを国が指定する。広島県尾道市と愛媛県今治市を結ぶ「しまなみ海道サイクリングルート」や琵琶湖を一周する(滋賀県)「ビワイチ」など6ルートが指定されている。九州に指定ルートはまだない。あわせて読みたいAdvertisement現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>