有料記事編集委員・吉田伸八2025年10月31日 18時22分盛岡市役所の裏側にある中津川沿いに姿を見せたクマ=2025年10月23日午前8時38分、盛岡市、坂田達郎撮影 クマによる人的被害が深刻化する中、警察庁は、警察官によるライフルを使ったクマの駆除の実施に向け、11月4~5日に担当幹部を秋田、岩手両県に派遣するなどして準備に着手する。現地の状況や必要とされる対応などを把握した上で、早急に訓練などを進め、11月中旬ごろには両県で実施できる態勢を整えたい考えだ。 警察庁は実施に向け、ライフルなど「特殊銃」の使用に関する国家公安委員会規則を改正する方針だ。規則では、特殊銃は重要施設の破壊行為の防止や凶悪犯罪の予防、鎮圧などの任務のために配備すると規定しており、任務にクマの駆除が該当する項目を加える方向で検討している。 警察庁によると、被害が深刻な秋田県に4日、岩手県に5日に警察庁の課長らを派遣し、県警や県など関係機関から聞き取りなどをする。態勢が整えば、部隊が両県内のいずれかで待機し、人里や市街地にクマが現れた場合に出動する。地元県警の機動隊に加え、関東地方の警察の銃器対策部隊を応援派遣することも検討している。 これまでクマの駆除のために…【30周年キャンペーン】今なら2カ月間無料で有料記事が読み放題!詳しくはこちらこの記事を書いた人吉田伸八編集委員|警察庁担当専門・関心分野警察行政、事件、犯罪相次ぐクマ被害クマが人の生活圏に出没するケースが増え、人身被害も相次いでいます。被害現場の取材を通して見えたものや対策、専門家の知見をまとめます。[もっと見る]こんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ10月31日 (金)米中首脳会談、両者歩み寄り政府、クマ対策を議論日銀が追加利上げ見送り10月30日 (木)リニア新幹線、工事費4兆円増防衛費増額、米側に伝えるクロスワード日本登場100年10月29日 (水)高市首相、トランプ氏と会談山上被告が殺人罪認める7割の国が目標未提出10月28日 (火)日経平均、終値も初の5万円台「土葬」突出した宮城県知事選クマ被害の66%、生活圏でトップニューストップページへガソリン旧暫定税率、12月末に廃止決定 現状から15円ほど下落か14:12資金提供先は反社会的勢力 いわき信組に業務停止・改善命令 金融庁17:24婚活女性は「清楚で優しい雰囲気を」福井県がページを削除、指摘受け18:12田久保・伊東市長の失職決定 2度目の不信任可決 市長選の見通しは12:37フジ「酒のツマミになる話」終了へ 差し替え巡りMC・千鳥が降板17:10「告白まで悩んだ」全裸で土下座強いられた男性が会見 大津高いじめ16:30