酔客に絡まれ…抵抗した女性逮捕 40年前「セクハラ」流行語の背景

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毎日新聞 2025/10/13 08:00(最終更新 10/13 08:00) 有料記事 3459文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷丹羽雅代さん=東京都国分寺市で2025年9月4日午後3時15分、待鳥航志撮影 駅のホームで、酒に酔った中年男性に絡まれた。 何度振り払っても、しつこくつきまとわれる。頭を小突かれ、服の襟元もつかまれた。 我慢の限界だ。男性の体を手で押しのけた。 その勢いで後ずさりした男性が線路に転落、電車にひかれてしまった。 結果、傷害致死容疑で逮捕される――。 そんな事件が、1980年代に起きた。罪に問われたのは41歳の女性だった。 被告の女性を支援した丹羽雅代さん(78)は、米国の「セクシュアルハラスメント」に関する本を仲間と翻訳し、その概念を日本にもたらした人でもある。 あれから40年。日本はセクハラにどう向き合ってきたのか。丹羽さんに聞いた。 <主な内容> ・周囲は笑って傍観していた ・正当防衛か、過剰防衛か 割れる世論 ・「不快な働きづらさ」は何なのか ・「セクハラ」からかいの対象に ・7000人の証言が突きつけた現実 戦後、日本国憲法で初めて規定された男女平等や女性の人権。戦後80年を女性の視点から捉える企画を随時掲載します。 関連記事があります。 なぜ「高市首相」は喜べないか 上野千鶴子氏が見た女性参政権80年周囲は笑って見ていた 事件は86年1月、午後11時ごろに起きた。 裁判の判決文によると、現場は千葉県船橋市の国鉄西船橋駅のホーム。女性が酒に酔った中年男性に絡まれた。小突かれ、「バカ女」とののしられた。 周囲に助けを求めた。しかし遠巻きにして笑うだけで、誰も応じようとしない。 「このままでは何をされるかわからない」 そう考えた女性が、男性を遠ざけるように手で突いた。 男性はよろけながら、女性のコートの襟をつかんだ。 男性は襟元から手を離さない。女性は身の危険を感じ、再び男性を手で突き放した。 その勢いで男性が後ずさりし、ホームから転落。列車にひかれて死亡した。 女性は傷害致死容疑で現行犯逮捕され、起訴された。判決、女性批判にくみせず 事件はとりわけ女性に大きな衝撃を与えた。 被告の女性を「支援する会」が結成され、無罪を求める署名活動も展開された。…この記事は有料記事です。残り2607文字(全文3459文字)あわせて読みたいAdvertisementこの記事の筆者すべて見る現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>