毎日新聞 2025/10/15 07:00(最終更新 10/15 07:00) 938文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷記者会見するモルドバのサンドゥ大統領。親欧米路線を加速させており、偽情報の標的となっている=モルドバの首都キシナウで2025年9月29日、ロイター ロシアによる選挙介入が指摘されていた旧ソビエト連邦(ソ連)構成国モルドバの議会選(9月28日投開票)では親欧米派の与党が勝利した。モルドバを影響下に置きたいロシアは、偽情報の拡散で社会の分断をあおり、現政権の信用低下を図っているとみられている。 モルドバは旧ソ連から1991年に独立した。その後、親欧米と親露の間で揺れてきたが、現職のサンドゥ大統領は2030年の欧州連合(EU)加盟を目指して親欧米路線を加速させている。これに反発したロシアが力を入れているとされるのが偽情報の拡散だ。Advertisement※同時公開の関連記事あります地元記者の潜入取材で浮かんだロシアの「情報戦」 モルドバ議会選 情報の信頼性を分析する米ニュースガードによると、モルドバで9月の議会選の日程が決まった今春以降、英BBCなど実在する報道機関を装った39の偽ニュースが拡散されたという。 「モルドバ政府が広大な土地を米投資会社に売却した」「24年の大統領選では、不在者投票の4割は死者によるものだった」などの内容だ。 上位5本の偽ニュースだけで計150万回閲覧されたという。不在者投票を巡る偽ニュースではチャットGPTが正しい情報源と誤認し、回答に一時引用していた。 モルドバの市民団体「ウオッチドッグ・MD」は、ロシアが偽情報を含む議会選への介入にモルドバの国内総生産(GDP)の2%にあたる3億ユーロ(約519億円)を費やしたと推定している。 しかし、議会選ではサンドゥ氏が率いる与党「行動と連帯(PAS)」がロシアに融和的な他の勢力に勝利。単独過半数を維持し、親欧米路線は継続される見通しだ。 「ジアルル・デ・ガルダ(ZDG)」などの地元の独立メディアが偽情報に関する調査報道を手がけ、世論工作を押しとどめるのに役立った可能性もある。 ZDGの記者、ナタリア・ザハレスクさんは「反政権、反EUのメッセージが毎日繰り返し流され、その影響は大きい」と偽情報の広がりを懸念する。 ロシアによる世論工作は、2月のドイツ連邦議会選などでも疑われた。日本でも7月にあった参院選を巡り、平将明デジタル相が記者会見で「他国から介入される事例なども見て取れ、参院選でも一部そういう報告がある」と指摘している。【キシナウで岡大介】あわせて読みたいAdvertisementこの記事の筆者すべて見る現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>