急病の子どもの保育サービスを自宅で、「共済型」で利用料減 尼崎市

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武部真明2025年10月15日 7時00分訪問型病児保育の様子=認定NPO法人ノーベル提供 子どもが急な病気になった時、看護師や保育士らを自宅に派遣してもらえる「訪問型病児保育サービス」が今月、兵庫県尼崎市で始まった。利用者が月会費を出し合う「共済型」で、認定NPO法人ノーベル(大阪市)に市が事業を委託した。市が事業費の一部を担うことで、利用者の自己負担を軽くするという。 尼崎市によると、サービスの対象年齢は生後6カ月~小学6年生。「共済型」の採用は県内の自治体では初めてで、1回あたりの利用料を抑えて利用しやすくする狙いがある。 月会費は、市が4500円を負担し、利用者の自己負担は定額4千円。保育料は毎月初回は無料で、2回目以降は1時間あたり2千円だが、自己負担は1千円、残り1千円を市が負担する。 一般利用者の場合に必要な入会金2万8千円と年会費6500円は、いずれも無料になる。 利用時間は、平日午前8時~午後6時半(祝日などは除く)。市は150人程度の利用を見込み、2025年度予算に事業費560万円余りを盛り込んだ。感染症の本格的な流行に備え、今秋にスタートしたという。 松本真市長は9月下旬の会見で、子どもがインフルエンザなどを発症すると5日間の自宅待機が原則で、熱が下がっても学校などに行けず、家庭で過ごさなければならないと説明。「共働きの子育て世帯が増えている。保護者が(子どもの)付き添いのために就労の機会が確保できないという課題を乗り越えるため、サポートしていきたい」と述べた。 尼崎市は1999年度から、医療機関などで病児保育事業(医療機関併設型)に取り組んでいる。現在は3カ所あるが、利用者の大半はその施設に近い地区の居住者だった。市全域で病児保育が利用できる環境を整えるため、今回の訪問型病児保育サービスを導入したという。 専用のサイト=QRコード=で会員登録をすると、予約ができる。こんな特集も教育情報(PR)注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ10月15日 (水)高市氏、連立離脱めぐり謝罪日経平均、一時1500円超下落警官ら4人殺害の男に死刑判決10月14日 (火)ガザ地区 ハマスが人質を解放大阪・関西万博が閉幕野党党首に投票の可能性10月13日 (月)大阪・関西万博 きょう閉幕立・国・維が党首会談調整へガザ和平 首脳会合開催へ10月12日 (日)自民、公明選挙区に擁立検討米、中国に「100%」追加関税ノーベル平和賞 情報漏れたかトップニューストップページへ自民に広がる下野の危機感 連立も選挙も…止まない「公明頼み」の声21:11国連「数千トンの物資がガザに」 イスラエル、合意違反訴えて制限か5:18前任校でも偽造教員免許で勤務か 補助教員、小学校に今春まで4年間6:00入浴時に障害者がやけど負い死亡の施設、前年も熱傷事故 再発防げず6:00ブラジルに14戦目で初勝利した日本 2点差をひっくり返した反発力22:28きこえる人もきこえない人も 運営者が語る東京デフリンピックの挑戦5:00