指名手配のロシア人政治アナリストが語る ロシア国民の戦争観

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毎日新聞 2025/12/10 10:00(最終更新 12/10 10:00) 有料記事 3393文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷多くの市民らでにぎわうモスクワ=2025年1月7日、山衛守剛撮影 ロシアによるウクライナへの全面侵攻は開始から3年9カ月に及ぶ。一般のロシア国民はこの戦争をどう受け止めているのだろうか。「外国のスパイ」としてロシア政府から指名手配されている著名な政治アナリスト、ロシア人のフョードル・クラシェニニコフさん(49)=ブリュッセル在住=に実情を聞いた。前後編に分けて掲載する。前編は、ロシアの一般国民の戦争観や戦争を持続可能にする社会の現実について。【聞き手・ブリュッセル宮川裕章】<後編>「象徴的意味あるが」 ロシア人政治アナリストが語る経済制裁の影響 ――ブリュッセルに移住した経緯を教えてください。 ◆私は、旧ソ連で現在はカザフスタンの都市アルマトイに生まれ育った。1990年代後半にロシア中部エカテリンブルクに移り、ウラル大学で哲学を学んだ。2000年以降は広報コンサルタントとして働きながら、著述活動を続けてきた。著作の内容などを巡り、ロシア当局に目をつけられ、20年に「権力への度重なる侮辱」の罪で7日間拘束された。 その後、リトアニアの首都ビリニュスに移住したが、22年9月にロシア法務省から事実上のスパイとみなされる「外国の代理人」に指定された。23年にブリュッセルに移り住み、24年8月に内務省から指名手配された。ロシア国内に残る家族や友人とは日々、連絡をとりあっているが、ロシアに戻ることができない状態だ。 ――ロシア社会の現実は外国になかなか伝わらない印象です。ロシアのプロパガンダの影響でしょうか。 ◆ロシアのプロパガンダだけではない。ウクライナによるプロパガンダも影響している。 ウクライナのプロパガンダは、ロシア人は単一の集団であり、個々人の違いはないという見方をする。実際にはロシア人は一枚岩の集団ではない。 そして、ウクライナのプロパガンダは「全てのロシア人が戦争を支持しており、誰もウクライナ人のことを気にかけていない。彼らはプーチン露大統領を支持し、戦争に喜んで参加する意思がある」と強調する。 ――ロシア国民はウクライナ侵攻をどう捉えていますか。政府を批判する言論の自由はありますか。 ◆ソーシャルメディアに投稿しただけで逮捕されたり、罰金を科されたりする可能性があり、人々はそれを恐れている。 ただ、重要なのは、…この記事は有料記事です。残り2451文字(全文3393文字)【時系列で見る】関連記事あわせて読みたいAdvertisementこの記事の特集・連載この記事の筆者すべて見る現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>