朝日新聞記事2025年12月10日 7時00分【動画】ストックホルム市庁舎で広島にまつわるプロジェクションマッピングが投影された=有元愛美子撮影ノーベル賞授賞式を前に、ストックホルム市庁舎の外壁に平和をテーマにしたプロジェクションマッピングが投影された。昨年ノーベル平和賞を受賞した日本被団協をイメージし、原爆ドームや折り鶴も映し出された=2025年12月6日午後4時22分、ストックホルム、有元愛美子撮影 スウェーデンの首都ストックホルムのいてつく寒い夜、ノーベル賞の晩餐(ばんさん)会が行われる市庁舎のれんが壁に、広島の原爆ドームが映し出され、千羽鶴が色鮮やかな光となって羽ばたいていく。 平和をテーマにしたプロジェクションマッピングのイベントで、昨年平和賞を受賞した日本被団協をはじめ、チベット仏教の最高指導者、ダライ・ラマ14世や赤十字など、過去の受賞者や団体にちなんだイメージが次々と投影される。10日の授賞式を前に始まり、14日まで開催予定。 企画を手がけたフランス人アーティストのヤン・ンゲマさんは、日本被団協について、「核兵器の被害やその影響を伝える非常に重要な活動をしてきた。今この時代に特に重要な存在です」と語る。 ロシアのウクライナ侵攻やイスラエル・パレスチナ問題など、世界各地で平和が脅かされる今、多様なコミュニティーのために平和を表現する方法を模索したという。 ホームページに寄せたコメントでは、「受賞者たちが守ってきた大義の中には、今日もなお特に脅かされているものがある。こうした課題に、このイベントを通じて改めて光を当てることが重要だと考えている」と述べている。ノーベル賞ダイナマイトを発明したスウェーデン人化学者アルフレッド・ノーベル(1833~96)の遺言を元に、1901年に始まりました。毎年10月に受賞者の発表、12月に授賞式が開催されます。[もっと見る]関連ニュースこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ12月10日 (水)後発地震注意情報を初発表「危険運転」に数値基準案妊娠めぐる規定見直し要望12月9日 (火)感染症ODA、日本が半減へタイ、カンボジアに空爆本州で唯一クマいない千葉県12月8日 (月)中国軍機がレーダー照射公明「発祥の地」で撤退論消える「宮型」霊柩車12月7日 (日)FIFA トランプ氏に「平和賞」サッカーW杯 オランダと初戦高齢者の医療費 負担見直しへトップニューストップページへ津波警報の発表中にグーグル検索、AIが「すべて解除」と誤情報5:00レーダー照射時、自衛隊機と距離50km超 対話回線に中国応ぜず21:55「レーダー照射前の日中の艦船の交信」とする音声公開 中国メディア0:13マチャド氏の前日会見は異例の中止、授賞式も不透明 ノーベル平和賞5:00阪神タイガース90年 「殿様商売」を変えた旅行畑の球団社長6:00【更新中】青森・震度6強、負傷者51人に 初の後発地震注意情報も19:54