小さな村に公務員ハンター2人 異例の体制で新人育てる師の思い

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毎日新聞 2025/12/10 09:00(最終更新 12/10 09:00) 有料記事 1854文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷林の中でヒグマの痕跡を確認する「ガバメントハンター」の浦田剛さん(左)と新人の小田中温さん=北海道占冠村で2025年11月26日午後3時34分、後藤佳怜撮影 「いたいた、シカ4頭」「シカの群れって面白くて、血縁関係で集まってるわけじゃなくて……」 11月下旬、北海道占冠(しむかっぷ)村の野生鳥獣専門員・浦田剛さん(48)は、車窓から双眼鏡をのぞき込みながらシカの生態を熱っぽく語っていた。 助手席には後輩の小田中温(おだなかあつし)さん(26)。村のクマやシカ対応を一手に担う「ガバメントハンター」の師匠から弟子への生きた授業だ。<関連記事> 犬8匹襲ったヒグマを前に死も覚悟 元祖ガバメントハンターの提言 クマが飼い犬襲撃…なぜ頻発?8匹襲った「ルシャ太郎」を振り返る 2人はこの日、ヒグマの行動を調べる定点カメラの回収のため、役場から車で30分ほどのトマム地区の山林に向かっていた。 道中、浦田さんは運転席から目を凝らし、次々とシカを見つける。 「シカによる畑の食害もある。群れの規模や行動を把握したい」と説明しつつ、「でも正直、楽しくて見たくなっちゃう」と笑う。隣の小田中さんも共感するようにほほえんだ。 目的地につくと、小田中さんが茂みに分け入り、木にくくりつけたカメラを手際よく外す。数日前にヒグマの足跡を見つけた林の脇道を撮影していたもので、個体の体格や年齢、性別を把握する手がかりを期待していた。 だが姿は映っていなかった。浦田さんが「どこ行ったんだろうね」と問うと、小田中さんは「カメラ手前で茂みにそれたんでしょうか。雪が解けて足跡が見えにくいけど、ここで途切れているのかな」と地面を指しながら分析。自然に残る情報からヒグマの動きを読み取る力も鍛えられていた。駆除、情報発信…多様化した業務 小田中さんは今年4月、狩猟免許を持つ自治体職員、ガバメントハンターの卵として占冠村にやってきた。 全国でクマ被害が深刻化し、ハンターの成り手不足や高齢化が叫ばれる中、人口約1400人の小さな村に2人目の専門職員が誕生するのは異例だ。 新人の育成は…この記事は有料記事です。残り1054文字(全文1854文字)【時系列で見る】関連記事あわせて読みたいAdvertisementこの記事の特集・連載この記事の筆者すべて見る現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>