クマが飼い犬襲撃…なぜ頻発?8匹襲った「ルシャ太郎」を振り返る

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毎日新聞 2025/12/10 09:01(最終更新 12/10 09:01) 778文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷ルシャ太郎とみられるヒグマが木に体をこすりつける様子=吉田多麻希さん提供 全国でクマによる死者が13人に上った今年、飼い犬が襲われる被害も目立っている。 過去に北海道内で計8匹の飼い犬を襲ったヒグマと対峙(たいじ)したハンターは、その背景を「クマの人慣れによる行動の一種だ」と分析する。 今年、クマに襲われて死んだり行方不明になったりしたとみられる飼い犬は、岩手県や秋田県など東北地方を中心に少なくとも計11匹に上る。Advertisement 岩手県一関市では10月27日、60代男性と飼い犬とみられる1匹が犠牲になった。男性の遺体には、クマの爪痕やかみ痕のようなものが残っていたという。宮城県大崎市でも同25日、「家で飼っている犬をクマがくわえて逃げた」と住人から通報があり、1匹が行方不明になった。 クマはなぜ飼い犬を襲うのか。 北海道羅臼町で狩猟免許を持つ役場職員として27年間勤務する田沢道広さん(66)は「飼い犬にクマが近づけるほどに人慣れが進んでいるのだろう」と実感を語る。北海道羅臼町のガバメントハンター、田沢道広さん=本人提供 同町には2018~21年の3年間に飼い犬計8匹を襲った雄ヒグマがいた。隣接する斜里町のルシャ地区で最初に目撃されたことから「ルシャ太郎」と呼ばれ、襲った犬の多くを食べていた。 ルシャ太郎が22年に箱わなにかかって駆除されるまで攻防を繰り広げた田沢さんは「ルシャ太郎の行動範囲内で襲われなかった外飼いの犬も多数おり、どこまでエサとして狙っていたかは不明だ」と振り返る。 ルシャ太郎が犬を襲い始めたきっかけについては、「偶然、民家に侵入したらほえられるなどして犬に関心を持ち、その結果、攻撃につながっていたのではないか」と推測。その上で、全国でかつての羅臼のような被害が広がっている現状に警鐘を鳴らした。 「人を警戒する普通のクマは、民家につながれた犬に近寄らない。飼い犬の被害の頻発は、クマの行動範囲が市街地まで広がり、人を恐れなくなっているためだろう」【後藤佳怜】【時系列で見る】関連記事あわせて読みたいAdvertisementこの記事の特集・連載この記事の筆者すべて見る現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>