毎日新聞 2025/12/11 06:15(最終更新 12/11 06:15) 961文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷街路灯に飾られて約30年、街を見守るオオバン=千葉県我孫子市寿で2025年12月7日午前11時24分、高橋努撮影 千葉県我孫子市の街路灯に30年間飾られている市の鳥「オオバン」のオブジェが、街路灯の更新に伴って撤去されることになった。設置した地元商店会は新たな街路灯への取り付けを模索したが、費用が大幅増となるため断念。ただ、長く街を見守ってきた存在なだけに、商店会は保存に向けて新たな「止まり木」を探している。 オオバンは市民の憩いの場の手賀沼で年中見ることができる水鳥で、1988年に市の鳥に制定された。 オブジェは、同市寿の「寿商店会」(渡辺一彦会長)が周辺の国道356号沿いなどの街路灯に設置。羽を広げて飛び立とうとする約50羽が、路面から約3メートルの高さに取り付けられている。地図によっては国道のこの区間を「オオバン通り」と表記したものもある。 市内には国内唯一の鳥類専門博物館「鳥の博物館」があり、国内最大級のバードウオッチャーの祭典「ジャパン・バード・フェスティバル」(JBF)も毎年開かれていることから「知る人ぞ知る名物」となっていた。Advertisement しかし、設置後30年を経過して街路灯は老朽化しており、2026年度中の撤去と更新が決まった。当初、新たな街路灯でも活用する予定だったが、縦、横、高さとも40センチ前後の鋳物製で1体の重さが7キロあり、落下すると危険として飾れないことが分かった。 渡辺会長は「街路灯を補強して飾ろうとすれば設置費用が何倍にも膨らむ。30年前には50軒以上が加盟していた商店会も今では20軒まで減っており、涙をのんで諦めました」と話す。「それでも長く街路灯の上から人々を見守ってくれた。廃棄するのは忍びない」と引き取り先を探すことにしたという。 先月開かれたJBFでは会場に取り外して加工したオブジェを展示し、その由来と撤去の経緯を記したチラシを配布。「オオバンからのお願い 街灯の上での務めを終えます。でも、もう一度役に立ちたい」などと訴えたところ、新潟県の参加者などが引き取り先として名乗りを挙げた。街路灯から取り外され、台座をつけるなど加工されたオオバンのオブジェ=千葉県我孫子市寿で2025年12月7日午前11時23分、高橋努撮影 これまでに10羽の再就職が決まり、残りは40羽。商店会は、街路灯から下ろされたオブジェを台座に据えるなどの加工を施し、1羽2万円(市外の場合別途送料)で再就職先を募っている。問い合わせは寿商店会(渡辺寝具=04・7182・0810、メールwata.huton@gmail.com)。【高橋努】あわせて読みたいAdvertisement現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>