当然?軽率?高市首相の「台湾有事発言」 世論調査から見た〝民意〟

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毎日新聞 2025/12/8 06:30(最終更新 12/8 06:30) 有料記事 2898文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷衆院予算委員会で立憲民主党の岡田克也氏の質問に答弁する高市早苗首相。このなかで、台湾有事を巡り日本が集団的自衛権を行使できる「存立危機事態」になり得るとの答弁があった=国会内で2025年11月7日午後2時20分、平田明浩撮影 高市早苗首相の国会答弁を機に日中関係が悪化している。台湾有事に関連した首相の発言に中国政府が反発し、影響は広がる一方だ。収束のめどはたっていないが、高市首相の擁護は多く、内閣支持率も10、11月の2カ月連続で65%と高水準を維持している。有権者はこの首相の発言をどうとらえているのか。世論調査から本音を探った。答弁と中国の反発 問題となったのは、11月7日の衆院予算委員会での立憲民主党の岡田克也元幹事長に対する答弁。中国による台湾の海上封鎖が発生した場合の事態認定を巡る質問で、「戦艦を使って武力の行使も伴うものであれば、これはどう考えても存立危機事態になり得るケースだ」と答えた。存立危機事態になれば、集団的自衛権を行使できる。台湾有事が存立危機事態にあたる可能性を現役首相が明示したことはこれまでなかった。 中国政府は撤回を求めたが、高市首相は応じていない。中国政府が中国国民に対し日本への渡航自粛を呼びかけたり、日本産海産物を輸入停止にしたりしたほか、日本映画や音楽イベントなどの延期・中止が相次ぐなど民間にも影響が広がっている。◇評価する支持層 この発言について毎日新聞が11月の世論調査で尋ねると、「問題があったとは思わない」が50%を占め、「問題があったと思う」(25%)を大きく上回った。「わからない」も24%あった。内閣支持層に限ると、「問題があったとは思わない」は67%に上昇。さらに内閣を支持する理由で「首相の指導力に期待するから」と回答した層(支持層の58%)では74%にまで上る。高市首相の中国に対する「強気の姿勢」が支持基盤を固めている側面がありそうだ。 全体を年代別に見ても、全ての年代で「問題があったとは思わない」が「問題があったと思う」を上回った。ただ、「問題があったと思う」は18~29歳と30代で13%、40代で18%、50代で22%、60代で30%と高齢になるほど多くなり、70歳以上では「問題があったと思う」(38%)と「問題があったとは思わない」(41%)がほぼ同水準となり拮抗(きっこう)。年齢層が高いほど、「武力・戦争」に敏感な傾向があるとみられる。 なぜ、この首相発言が支持されるのか。 自由記述の「問題があったとは思わない」の回答理由をみると、…この記事は有料記事です。残り1949文字(全文2898文字)【時系列で見る】関連記事あわせて読みたいAdvertisementこの記事の特集・連載この記事の筆者すべて見る現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>