24色のペン毎日新聞 2025/12/8 06:00(最終更新 12/8 06:00) 有料記事 2316文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷津田塾大創立125周年記念講演会で登壇した社会学者の上野千鶴子さん=東京都小平市で2025年9月6日、清水有香撮影 アンチエイジングという言葉が嫌い。 50歳になった小泉今日子さんが女性誌でそう宣言したのは2016年。人気女優の発言は、若さが価値を持つ社会に一石を投じた。 だが、いつまでも若々しくありたいと願うアンチエイジングの思想は根強い。「お若いですね」と言われたなら、それを褒め言葉と受け取る人は多いだろう。 改めて考えたい。なぜ老いには否定的なイメージがつきまとうのか。ボーボワールも向き合った「老い」 問いに向き合うきっかけをくれたのは、一冊の本だった。 今春刊行された「アンチ・アンチエイジングの思想」(みすず書房)。フランスの哲学者ボーボワール(1908~86年)が62歳の時に書いた大著「老い」を入り口に、老い衰えることを嫌悪する社会にアンチを唱える内容だ。 著者である社会学者の上野千鶴子さん(77)は9年前、小泉さんと対談し、反アンチエイジング宣言を引き出した人でもある。 30代から老いに関心を持っていた上野さんは、老いを実感するようになった50代で介護を研究対象にした。2000年、介護保険制度が始まった年だ。以来、病院や施設で高齢者とその家族から聞き取りを続け、老いに対する拒否感はこんなに強いのかと驚いたという。 「その発見が私にアンチ・アンチエイジングの本を書かせました」と語る。 <老いは文明のスキャンダルである>というボーボワールの言葉から…この記事は有料記事です。残り1735文字(全文2316文字)【前の記事】台湾映画が問う戦争の記憶 日本の若者と重ねる対話=鈴木玲子関連記事あわせて読みたいAdvertisementこの記事の特集・連載この記事の筆者すべて見る現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>