「ヒロシマ」撮り続ける写真家 資料400点を原爆資料館に寄贈

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毎日新聞 2025/12/10 06:15(最終更新 12/10 06:15) 669文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷土田ヒロミさん(左)が撮影した被爆資料の写真について話す原爆資料館の豆谷利宏副館長=広島市中区の同館で2025年12月8日、佐藤賢二郎撮影 「ヒロシマ」をテーマに撮影を続けて約半世紀になる写真家・土田ヒロミさん(85)が8日、原爆資料館(広島市中区)で撮影した被爆資料約400点分のデジタルデータを同館に寄贈した。被爆80年の節目の年で、被爆資料をまとめた写真集が完成したことなどから、「幅広く活用してほしい」と無償での寄贈を決めたという。 土田さんが広島で撮影を始めたのは、被爆から30年が過ぎ、街が復興を遂げつつあった1970年代半ば。被害の外形的な痕跡が消え、被爆者が次第に目立たなくなる中、埋もれていく「見えないヒロシマ」を撮ろうと決めた。Advertisement土田ヒロミさんが原爆資料館で撮影した被爆資料約400点分の写真データが入ったSSD=広島市中区の同館で2025年12月8日、佐藤賢二郎撮影 最初の被写体は、子どもたちの被爆体験をまとめた作文集「原爆の子 広島の少年少女のうったえ」に作品が載った人たち。次が風景の定点記録で、被爆建物や樹木をまとめたリストを基に、50地点を45年かけて撮った。 被爆資料に着手したのは82年。昨年まで計4回、被爆者の遺族らから贈られた遺品など約400点を撮影した。意識したのは資料に残る「傷痕」ではなく、「日常の形」だ。ありのままを撮るため、フラットな光で全体を真上から撮り、今年7月、約300点をまとめた「Hiroshima Collection」を出版した。 同館の豆谷利宏副館長は「圧倒的な数を撮影し世に知らしめていただいたことに感謝しかない」と謝意を示し、「感情を排し、正面から資料と向き合う姿勢は、被爆の実相を伝える上で我々(資料館)も大切にすべきだ」と話した。寄贈されたデータは今後、企画展やミュージアムショップで販売するポストカードなどでの活用を検討する。【佐藤賢二郎】【時系列で見る】関連記事あわせて読みたいAdvertisementこの記事の特集・連載現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>