「店内がぐちゃぐちゃに」 各地で激しい揺れ、宿泊客ら高台へ避難

Wait 5 sec.

2025年12月8日 23時59分(2025年12月9日 0時48分更新)【動画】青森県八戸市で震度6強の地震深夜の地震で、高台に住民が避難した=2025年12月8日午後11時41分、岩手県釜石市、東野真和撮影 8日午後11時15分ごろに青森県東方沖で起きたマグニチュード7.6の地震で、同県三八上北地方では震度6強を観測した。北海道や東北地方の沿岸には津波警報も出た。夜中に起きた強い揺れに、避難所に急ぐ人たちも。余震が続き、各地で混乱が生じた。青森県 青森県三沢市に駐在する朝日新聞記者の自宅も、激しい揺れにおそわれた。 緊急地震速報の直後、下から突き上げるような強い揺れが来た。ゴゴゴゴという地鳴りと同時に、建物がギシギシと大きな音をたて、壁掛け時計が落ちた。食器棚だろうか、台所の方で何かが落ちる音もした。 落ち着いてきたと思ったら、すぐに次の揺れが来た。しばらくすると、津波警報も聞こえた。余震も続いている。 八戸市にも、激しい揺れが襲った。同市内のコンビニ店員の女性は「すごい横揺れが、立っていられない感じで3~4分続いた。いつ終わるのか分からず本当に怖かった」。店内の棚が倒れ、お酒や冷蔵庫の中の瓶が床に落ちて割れ、水浸しになったといい、「何から手をつけていいか分からないほど店内がぐちゃぐちゃになった」と話した。 岩手県の大槌町花輪田地区集会所には、9日午前0時現在、住民や近くの旅館の宿泊客ら約25人が避難している。 周囲は真っ暗だが、警報が出てから15分ほどで、リュックを背負った住民たちが次々と車で到着。部屋の中に椅子や座布団を並べ、心配そうにテレビニュースを見守った。急いで避難してきた女性は、「入れ歯を家に忘れた。本当は取りに戻りたいけど戻っちゃいけないから」と話した。 同自治会の中村哲夫会長は、集まった高齢者らに「体調が悪い人はいませんか」「寒くないですか? 毛布が必要なら出しますよ」と呼びかけ、気遣った。中村さんは「カムチャツカ地震の時よりもみんな逃げるのが早かった。心配なんでしょう。津波の状況を見てさらに高台へ逃げます」と話した。こんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ12月8日 (月)中国軍機がレーダー照射公明「発祥の地」で撤退論消える「宮型」霊柩車12月7日 (日)FIFA トランプ氏に「平和賞」サッカーW杯 オランダと初戦高齢者の医療費 負担見直しへ12月6日 (土)闇バイト強盗の指示役か 逮捕衆院定数削減 自維が法案提出防衛費増額 27年から所得増税12月5日 (金)個人情報 同意なしで利用可にゲノム編集ベビー 法規制へ声優の声「商品化」の動きトップニューストップページへ「3.11の余震とは別か」「長時間避難できる場所を」 識者の見方0:48「店内がぐちゃぐちゃに」 各地で激しい揺れ、宿泊客ら高台へ避難0:48高市首相「人命第一の災害対策を指示」 青森の震度6強受け官邸入り0:15自衛隊が懸念するサラミ「厚切り」戦術 中国のレーダー照射で負担増21:00政府、ODA関連の拠出目標半減 感染症対策担うグローバルファンド19:00井上新会長のNHK、最重要課題になるのは「政治との距離感」20:30