「3.11の余震とは別か」「長時間避難できる場所を」 識者の見方

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竹野内崇宏2025年12月9日 0時48分避難指示が発令され、続々と高台の広場に避難する住民ら=2025年12月8日午後11時48分、岩手県釜石市、東野真和撮影 東北大学の今村文彦教授(津波工学)は、今回の地震について、2011年の東日本大震災の震源域の北側に接し、プレート境界の延長部にあたると指摘する。ただ、震源の領域から「東日本大震災の余震とは別に、新たに(プレート境界の破壊が広がる)海溝型地震が発生した可能性がある。50キロという震源の深さも矛盾はない」と話した。 今村教授によると、この周辺では、青森県八戸沖で1994年12月にマグニチュード(M)7.6の地震があり、約50センチの津波を観測した。また、北海道の十勝沖でも68年5月にM7.9の地震があり、三陸などで津波3~5メートルを観測している。今村教授は「こうした地震と同じクラスではないか。次の地震が懸念された地域だ」と話した。 地震の揺れも震度6強と強く、沿岸では津波が観測された。震度を考えれば1メートル以上の津波の可能性があると指摘した。 津波警報が出たことから、「浸水予想エリアの住民はすぐに避難してほしい。車を使うと渋滞のおそれがあるので、基本は徒歩での避難をお願いしたい」と呼びかけた。 また、冬場の避難になることから「非常持ち出し品に防寒具を入れることを忘れず、津波警報や注意報が解除されるまで時間がかかる可能性もある。長時間避難できる場所を選んでほしい」と重ねて呼びかけた。こんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ12月8日 (月)中国軍機がレーダー照射公明「発祥の地」で撤退論消える「宮型」霊柩車12月7日 (日)FIFA トランプ氏に「平和賞」サッカーW杯 オランダと初戦高齢者の医療費 負担見直しへ12月6日 (土)闇バイト強盗の指示役か 逮捕衆院定数削減 自維が法案提出防衛費増額 27年から所得増税12月5日 (金)個人情報 同意なしで利用可にゲノム編集ベビー 法規制へ声優の声「商品化」の動きトップニューストップページへ「3.11の余震とは別か」「長時間避難できる場所を」 識者の見方0:48「店内がぐちゃぐちゃに」 各地で激しい揺れ、宿泊客ら高台へ避難0:48高市首相「人命第一の災害対策を指示」 青森の震度6強受け官邸入り0:15自衛隊が懸念するサラミ「厚切り」戦術 中国のレーダー照射で負担増21:00政府、ODA関連の拠出目標半減 感染症対策担うグローバルファンド19:00井上新会長のNHK、最重要課題になるのは「政治との距離感」20:30