小川聡仁2025年11月5日 6時00分木に登ったまま居座るクマ=2025年10月22日、秋田県仙北市角館町川原町、仙北市提供 今年4~10月のクマによる死傷者が少なくとも196人に上り、過去最悪の人的被害が出た2023年度を上回るペースであることが朝日新聞の集計で分かった。 環境省のまとめでは、クマによる死傷者数の過去最多は23年度の年間219人で、10月末時点では182人だった。今年度は10月末時点ですでに196人と、23年度と比べて、死傷者は10人以上多い。 直近の被害を分析すると、朝日新聞の集計で、10月中の全国の死傷者は少なくとも88人。内訳は秋田県37人、岩手県12人、福島県11人、群馬県7人など。秋田県では10月に起きた全ての被害が「山」ではなく、人間の居住地に近い「里」で発生していた。全国的に人の生活圏での被害が目立っている。 11月に入っても秋田、岩手、福島などで新たに被害が発生し、今年度の死傷者は200人を超えている。【30周年キャンペーン】今なら2カ月間無料で有料記事が読み放題!詳しくはこちらこの記事を書いた人小川聡仁ネットワーク報道本部専門・関心分野人口減少、法律、経済、震災、商品相次ぐクマ被害クマが人の生活圏に出没するケースが増え、人身被害も相次いでいます。被害現場の取材を通して見えたものや対策、専門家の知見をまとめます。[もっと見る]こんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ11月5日 (水)外国人政策で閣僚会議初会合自衛隊 クマ対策後方支援へ犯罪被害者支援 手帳導入へ11月4日 (火)北朝鮮に首脳会談呼びかけ「国立大は今後減る」53%王貞治さんらに文化勲章11月3日 (月)ドジャース、2連覇未解決殺人事件 4割建物消滅暖房器具の事故、5年で596件11月2日 (日)DNA型提出を複数回拒否自動車メーカー 展示さまざま山手線 丸くなって100年トップニューストップページへ防衛、経済、外国人政策…高市首相の保守姿勢が鮮明に 初の国会論戦20:37クマによる死傷者、過去最多を上回るペース すでに被害は200人超6:00韓国の情報機関「米朝首脳会談、可能性高い」 金正恩氏らの言動分析6:30「家族」に認められた喜び パートナーシップ「第1号」2人の10年5:00プーチン氏が栗原小巻さんに勲章 国際的な結束強調、ドイツ人らにも2:34NY市長選、急進左派34歳が優勢 トランプ氏「共産主義者」と攻撃19:30