毎日新聞 2025/11/5 07:00(最終更新 11/5 07:00) 998文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷第96回都市対抗野球大会1回戦で、適時打で生還して喜ぶ広田太陽選手=東京ドームで2025年8月29日、後藤由耶撮影写真一覧 「あの花火のようなでっかいホームラン見せてや」 社会人野球日本選手権大会に4大会ぶり18回目の出場となる日本製鉄瀬戸内(兵庫)の広田太陽選手(24)は10月中旬、いとこで柔道のオリンピック金メダリストの阿部詩(うた)選手(25)から激励された。 大阪市の「淀川花火大会」で夜空に咲く大輪の花を見上げ、広田選手は「絶対打つから」とうなずいた。「名前をとどろかせたい」 入社3年目。チームのホームページの自己紹介欄では、今年の意気込みを表す漢字に、全国にその名を轟(とどろ)かせたいと「轟」を選んだ。Advertisement日本製鉄瀬戸内・広田太陽選手=兵庫県姫路市で2025年10月20日午前10時37分、関谷徳撮影写真一覧 高い目標を掲げる姿勢は大学2年の時、詩選手の兄で柔道のオリンピック金メダリストの一二三(ひふみ)選手(28)からかけられた言葉から生まれた。 「達成できる目標だと、そこがマックスになってしまう。自分は高校生の時に『オリンピック優勝』を目標に掲げた。『スタメンを取る』だけだと、そこで終わってしまうよ」予選では本塁打 今春、副主将になり、「単なるレギュラーではだめだ」と飛躍を誓った。 バットにボールが当たった時に思い切り振り抜ける力をつけようと、ウエートトレーニングを重ね、瞬発力、体幹を鍛えた。練習が功を奏し、「びっくりするぐらい(打球の)飛距離が出るようになった」と話し、米田真樹監督も「スイングが速くなった」と成長を認める。 6月の都市対抗近畿地区2次予選の第3代表決定戦で「公式戦では人生初かも」という先制ソロホームランを放ち、チームの本大会出場に貢献した。都市対抗近畿地区2次予選第3代表決定戦のパナソニック戦で、二回表に本塁打を放った広田太陽選手=わかさスタジアム京都で2025年6月25日、長澤凜太郎撮影写真一覧 1ボール2ストライクから甘い変化球を捉え柵越えを見届けると、2度、3度と人さし指を突き上げた。 都市対抗予選では7番だった打順も、日本選手権予選からは3番を任されるように。9月の近畿地区最終予選の3回戦では右越えの先制ホームランを含む2安打3打点の活躍をみせるなどチームに欠かせない存在となっている。目標は優勝 今年の都市対抗でチームは、1回戦のさいたま市・日本通運戦を接戦で制したものの、2回戦は東京都・鷺宮製作所に零封負けした。 その悔しさもバネにして今回の日本選手権に臨む。広田選手は今大会の目標について「ズバリ優勝(金メダル)」と人懐っこい笑顔で話す。 「あの2人(阿部兄妹)があそこまで行けるなら、自分だってできるはず。2人から『広田太陽は私たちのいとこです』と自慢してもらいたい」と活躍を誓う。【関谷徳】【時系列で見る】関連記事あわせて読みたいAdvertisementこの記事の特集・連載現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>